豊田織、今期税引き前を27％上方修正、未定だった配当は20円減配

　豊田自動織機 <6201> が10月29日昼(11:40)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比39.7％減の652億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1100億円→1400億円(前期は1962億円)に27.3％上方修正し、減益率が44.0％減→28.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結税引き前利益は前年同期比15.2％減の747億円に減る計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は140円(前期は160円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結税引き前利益は前年同期比10.2％減の353億円に減り、売上営業利益率は前年同期の7.2％→7.0％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース