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アトラエのニュース
■業績動向
1. 2019年9月期通期業績
アトラエ<6194>の2019年9月期通期の業績は、売上高が3,229百万円(前期比40.0%増)、営業利益が710百万円(同2.8%増)、経常利益が713百万円(同8.2%増)、当期純利益が502百万円(同8.3%増)と大幅増収とともに、堅調な増益を達成した。
主力サービスである「Green」については、主要KPIが順調に推移した。2019年9月期末のアクティブユーザー数は38,423人(前期末比27.5%増)、2019年9月期第4四半期の入社人数は839人(前年同四半期比35.5%増)、期末掲載求人数は16,583件(前期末比18.6%増)である。結果として売上高成長率で前期比33.4%増と継続的な高成長を続けている。新規事業は「wevox」がけん引し成長率で同233.5%増となった。「wevox」は、業種・業界の壁を越えてサービス提供が広がっており、導入企業数が1,100社を超え、なお急増している。営業費用に関しては、大きな割合を占める広告費が売上比で49.7%(前期から7.6ポイント上昇)まで上昇した。これは従来のWeb販促に加えて動画広告(TVCM)を実施したためである。営業利益に関しては大きな先行投資をしつつも、売上高営業利益率で22.0%を達成しており、同社のビジネスモデルの秀逸性がわかる。
2. 2019年9月期末の財務状況及び経営指標
総資産は前期末比830百万円増の4,583百万円と資産規模が拡大した。主な増加は流動資産の784百万円増であり、現金及び預金の640百万円増が主な要因である。固定資産は46百万円増と大きな変化はなかった。
負債合計は前期末比281百万円増の676百万円となった。そのうち流動負債は281百万円増であり、未払金の増加が主な要因である。固定負債はゼロ。有利子負債はなく、無借金経営を続けている。
経営指標では、流動比率644.6%となっており短期の安全性の目安となる200%を大幅に超える。自己資本比率は85.2%であり、財務の安全性は非常に高い。
2020年9月期は大幅増収増益を予想。広告費等に積極投資しながらも、経常利益率20%以上の高利益水準見込む
3. 2020年9月期通期見通し
2020年9月期は売上高4,200百万円(前期比30.1%増)、営業利益880百万円(同23.8%増)、経常利益870百万円(同21.9%増)、当期純利益543百万円(同8.0%増)と大幅な増収増益を見込んでいる。
同社の成長戦略は、確固たる競争優位を持つ「Green」の伸びをベースに、先行投資フェーズにある「wevox」、「yenta」のマネタイズを本格化させ、右肩上がりの成長を実現しようというものである。「Green」は市場環境の追い風があるなか、差別性の高いサービスで確固たる地位を築いており、2020年9月期も成長が持続する見込み。SaaS型サービスである「wevox」については利用者の劇的な増加が始まっており2020年9月期(進行期)の成長に期待がかかる。「yenta」については世界観を十分に浸透させ安定的な顧客基盤を整える取り組みがしばらく続くもようである。
売上高に関しては、前期比30%以上の成長継続を予測する。営業利益に関しては、売上高営業利益率で22.0%だった前期と近い21.0%が予想である。営業費用面で「Green」への広告投資(Web、TVCM)をしっかり行いつつ、「wevox」などの新規事業への投資を行うという戦略でも前期を踏襲する。「wevox」が黒字転換するは2021年9月期以降となる予想だ。
平均29.7歳という若くて活気にあふれエンゲージメント(組織貢献力)が高い同社組織の特性を生かし、勢いをさらに加速させる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<SF>
1. 2019年9月期通期業績
アトラエ<6194>の2019年9月期通期の業績は、売上高が3,229百万円(前期比40.0%増)、営業利益が710百万円(同2.8%増)、経常利益が713百万円(同8.2%増)、当期純利益が502百万円(同8.3%増)と大幅増収とともに、堅調な増益を達成した。
主力サービスである「Green」については、主要KPIが順調に推移した。2019年9月期末のアクティブユーザー数は38,423人(前期末比27.5%増)、2019年9月期第4四半期の入社人数は839人(前年同四半期比35.5%増)、期末掲載求人数は16,583件(前期末比18.6%増)である。結果として売上高成長率で前期比33.4%増と継続的な高成長を続けている。新規事業は「wevox」がけん引し成長率で同233.5%増となった。「wevox」は、業種・業界の壁を越えてサービス提供が広がっており、導入企業数が1,100社を超え、なお急増している。営業費用に関しては、大きな割合を占める広告費が売上比で49.7%(前期から7.6ポイント上昇)まで上昇した。これは従来のWeb販促に加えて動画広告(TVCM)を実施したためである。営業利益に関しては大きな先行投資をしつつも、売上高営業利益率で22.0%を達成しており、同社のビジネスモデルの秀逸性がわかる。
2. 2019年9月期末の財務状況及び経営指標
総資産は前期末比830百万円増の4,583百万円と資産規模が拡大した。主な増加は流動資産の784百万円増であり、現金及び預金の640百万円増が主な要因である。固定資産は46百万円増と大きな変化はなかった。
負債合計は前期末比281百万円増の676百万円となった。そのうち流動負債は281百万円増であり、未払金の増加が主な要因である。固定負債はゼロ。有利子負債はなく、無借金経営を続けている。
経営指標では、流動比率644.6%となっており短期の安全性の目安となる200%を大幅に超える。自己資本比率は85.2%であり、財務の安全性は非常に高い。
2020年9月期は大幅増収増益を予想。広告費等に積極投資しながらも、経常利益率20%以上の高利益水準見込む
3. 2020年9月期通期見通し
2020年9月期は売上高4,200百万円(前期比30.1%増)、営業利益880百万円(同23.8%増)、経常利益870百万円(同21.9%増)、当期純利益543百万円(同8.0%増)と大幅な増収増益を見込んでいる。
同社の成長戦略は、確固たる競争優位を持つ「Green」の伸びをベースに、先行投資フェーズにある「wevox」、「yenta」のマネタイズを本格化させ、右肩上がりの成長を実現しようというものである。「Green」は市場環境の追い風があるなか、差別性の高いサービスで確固たる地位を築いており、2020年9月期も成長が持続する見込み。SaaS型サービスである「wevox」については利用者の劇的な増加が始まっており2020年9月期(進行期)の成長に期待がかかる。「yenta」については世界観を十分に浸透させ安定的な顧客基盤を整える取り組みがしばらく続くもようである。
売上高に関しては、前期比30%以上の成長継続を予測する。営業利益に関しては、売上高営業利益率で22.0%だった前期と近い21.0%が予想である。営業費用面で「Green」への広告投資(Web、TVCM)をしっかり行いつつ、「wevox」などの新規事業への投資を行うという戦略でも前期を踏襲する。「wevox」が黒字転換するは2021年9月期以降となる予想だ。
平均29.7歳という若くて活気にあふれエンゲージメント(組織貢献力)が高い同社組織の特性を生かし、勢いをさらに加速させる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<SF>
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