ソディック、今期経常を71％上方修正

　ソディック <6143> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比10倍の37.8億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の41億円→70億円(前期は20.4億円)に70.7％上方修正し、増益率が2.0倍→3.4倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比91.0％増の32.1億円に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比6.1倍の26億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.2％→11.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年12月期通期連結業績予想につきましては、中華圏での自動車、電子部品、5G、半導体分野向けの放電加工機の需要が高水準で推移しているのに加え、欧米での持ち直しの動きも継続したことにより、売上高は当初の会社予想を上回る見込みです。また、利益面につきましても、売上高の増加に加え、生産台数の増加に伴い工場の収益性が改善したことにより、各利益とも前回発表の想定を上回る見込みであることから、通期連結業績予想を修正いたします。なお、上記の修正予想の前提となる下期の主な為替レートは、１ドル108円、１ユーロ128円を想定しております。※上記の予想は現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は、新型コロナウイルス感染症再拡大、調達部品の納期遅延等さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。