ＯＳＧが３連騰、自動車、航空機向けで海外需要開拓

　ＯＳＧ<6136.T>が３連騰で連日の新高値に買われた。同社はタップ（めねじ加工工具）の世界トップメーカーだが、エンドミル、ドリルなど切削工具でも世界屈指の実力を持っており、海外の販路開拓に重点を置いた戦略が奏功、北米やアジアを中心とする高水準の需要を取り込むことに成功している。北米では自動車販売の好調に加えて、航空機増産を背景に受注を伸ばしている。また航空機向けは「欧州で新規ユーザーの獲得が業績の押し上げ要因になっている」（国内証券）という。１５年１１月期営業利益は前期比２３．５％増の２１５億円を計画しているが増額含みとみられる。立花証券が１５日付で同社の投資判断を「強気」継続で目標株価を従来の２３４０円から３０２０円に大幅に引き上げており、これも株価上昇を支援している。

ＯＳＧの株価は１０時５１分現在２７９８円（△７１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）