決算マイナス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … エヌピーシー、ＡＴＡＯ、トライＳＴＧ (1月9日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の1月8日から9日の決算発表を経て10日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　小島鉄 <6112>
　18年11月期の経常損益(非連結)は1億1300万円の黒字(前の期は1億0500万円の赤字)に浮上したが、19年11月期の同利益は前期比38.1％減の7000万円に落ち込む見通しとなった。

▲No.4　エヌピーシー <6255>
　19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比18.3％減の1億5200万円に減ったが、9-2月期(上期)計画の4600万円の赤字をすでに上回った。

▲No.5　トライＳＴＧ <2178>
　19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比21.5％減の1億2800万円に減ったが、通期計画の1億1100万円に対する進捗率が115.3％とすでに上回り、さらに5年平均の69.4％も超えた。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6112> 小島鉄 　　　　東２ 　 -14.63 　　1/ 9　本決算　　　-38.05
<6734> ニューテック 　ＪＱ 　 -13.59 　　1/ 9　　　3Q　　　　4.39
<3550> ＡＴＡＯ 　　　東Ｍ　　 -5.88 　　1/ 9　　　3Q　　　 43.82
<6255> エヌピーシー 　東Ｍ　　 -5.14 　　1/ 9　　　1Q　　　-18.28
<2178> トライＳＴＧ 　東Ｍ　　 -4.41 　　1/ 9　　　3Q　　　-21.47

<3171> ＭＶ九州 　　　ＪＱ　　 -3.21 　　1/ 9　　　3Q　　　100.90
<2653> イオン九州 　　ＪＱ　　 -0.93 　　1/ 9　　　3Q　　　　赤拡

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース