オークマが一時約４％安、大和証券は「３」へ引き下げ 来期以降の展望に注意と

　オークマ<6103.T>が反落。株価は一時、前日比４１円（３．９％）安の１０２２円まで売られた。大和証券は１７日、同社株の投資判断を「２（アウトパフォーム）」から「３（中立）」へ引き下げた。目標株価は１４５０円から１１５０円に見直した。同証券では、足もとの受注は好調だが、「来期以降の展望は注意が必要」と指摘。日本では、「業界全体の受注がバブル崩壊後の平均水準をすでに大きく超過しており補助金効果の反動減が懸念されやすい状態」という。また、北米では「資源安やドル高の影響で複数産業の投資マインドに陰りが見受けられる」とみている。
　同証券では１６年3月期の営業利益は２０５億円（前期比４１％増）と予想しているが、１７年３月期は２１５億円（今期推定比５％増）と試算。日米の鈍化により来期の増益率は低位にとどまるとみている。

オークマの株価は１０時８分現在１０４０円（▼２３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）