こころネット、前期経常を11％下方修正

　こころネット <6060> [東証Ｓ] が5月6日大引け後(16:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の3.8億円→3.4億円(前の期は1.5億円)に11.4％下方修正し、増益率が2.5倍→2.2倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.6億円→1.2億円(前年同期は2.1億円)に26.7％減額し、減益率が24.7％減→44.7％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）連結業績予想　売上高につきましては、断続的なまん延防止等重点措置の発出等により、当初見込みよりも婚礼・宴会の需要回復が停滞した一方、葬儀施行件数、石材卸売数量及び生花卸売数量が増加したこと等から、前回発表予想を上回る見込みとなりました。　営業利益、経常利益につきましては、当初見込みよりも婚礼事業において減益となったことに加え、葬祭・石材事業において仕入高等の売上原価が上昇したこと等から、前回発表予想を下回る見込みとなりました。　親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、ベトナムにおける協業先１社からの債権回収による貸倒引当金戻入額131百万円を特別利益に計上した一方、収益性が低下した婚礼会場１施設における減損損失100百万円並びに2022年３月に発生した福島県沖地震に起因する災害による損失48百万を特別損失に計上したことに加え、法人税等調整額が増加したこと等から、前回発表予想を下回る見込みとなりました。　（２）個別業績予想　売上高につきましては、ほぼ前回発表予想のとおりに推移いたしました。　経常利益につきましては、経費削減等により販売費及び一般管理費が減少したことに加え、連結子会社であるカンノ・トレーディング・ベトナム有限会社からの債権回収による貸倒引当金戻入額115百万円を営業外収益に計上したこと等から、前回発表予想を上回る見込みとなりました。　当期純利益につきましては、当社が保有する持分法適用関連会社の株式に対する関係会社株式評価損116百万円、不動産賃貸料を減額することとした婚礼会場１施設における減損損失855百万円、連結子会社である株式会社Ｗith Ｗeddingに対する関係会社支援損360百万円を特別損失に計上したこと等から、前回発表予想を大幅に下回る見込みとなりました。　（注）本資料における上記の予想を含む記述は、発表日現在に入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績・結果は予想数値あるいは見通しと異なる場合があります。