こころネット、非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は30円実施

　こころネット <6060> [ＪＱ] が10月30日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常損益が6100万円の赤字(前期は7億4200万円の黒字)に転落する見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常損益が6600万円の赤字(前年同期は4億8200万円の黒字)に転落する見通しと発表した。

　また、従来未定としていた今期の上期配当を15円(前年同期は15円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も15円実施する方針とした。年間配当は30円となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による業績への影響を合理的に算出することが困難であることから未定としておりました。　当社グループにおきましても、葬祭事業における葬儀の小規模化及び低価格化の進行、石材事業における海外からの墓石・石材加工商品の入荷量減少や入荷遅延、婚礼事業における婚礼・宴会の延期や中止及び緊急事態宣言発令期間中の臨時休業等、大きな影響を受けました。　依然として新型コロナウイルス感染症の収束時期は見通せず、当社グループを取巻く経営環境は不透明な状況にありますが、各事業ともに感染症による影響が今期末まで継続することを前提とし、現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づき業績予想を算出いたしました。

　　当社は、利益配分につきましては、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針としております。　2021年３月期の配当予想につきましては、業績予想が未定であったことから配当予想につきましても未定としておりましたが、上記の業績予想並びに基本方針に基づき年間配当予想を１株当たり30円（中間配当予想15円、期末配当予想15円）といたします。（注）本資料における上記の予想を含む記述は、発表日現在に入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績・結果は予想数値あるいは見通しと異なる場合があります。