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イードのニュース
*13:05JST イード Research Memo(5):2024年6月期は収益の多角化推進で2ケタ増収増益を目指す
■業績動向
2. 2024年6月期の業績見通し
イード<6038>の2024年6月期業績は、売上高で前期比10.3%増の6,700百万円、営業利益で同14.3%増の650百万円、経常利益で同14.7%増の650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同46.3%増の410百万円と2ケタ増収増益となり、売上高、営業利益、経常利益で過去最高更新を目指す(期中にM&Aを実施した場合の効果は含まず)。
物価上昇に伴う消費減速や米中対立、ウクライナ侵攻など先行き不透明な市場環境が続くなかで、同社は積極的なM&Aや事業開発を進めることで事業領域の拡大を図る。各領域でビジネスモデルの多角化を進めることで、安定的かつ継続的な成長を目指す。主力のCP事業では、ネット広告の厳しい状況が続くほか、出版ビジネスの売上も前期並みの水準に留まると見ている一方で、FITパシフィックが通年で寄与するほか、サブスクリプションサービスの伸長や、SAVAWAY、エンファクトリーなどの子会社の成長により増収増益を見込む。CS事業は採算重視の受注活動を継続し、増益確保を目指す。
そのほか、2024年6月期は新たにAI専門チーム「IID AIrticle Lab(イード アーティクル ラボ)」を発足し、専属のエンジニアを配置して、生成AIの業務での活用に関して取り組みを開始している。具体的には、ニュースの情報収集やコンテンツ制作・編集工程などで生成AIの活用を始めているほか、広告の配置や配信の最適化にも取り組んでいる。とりわけ、コンテンツの制作・編集工程において生成AIの活用が進めば、生産性の向上に寄与するものと期待される。制作・編集部門の従業員数は全体の29%を占めている。
360度ビジネスによる収益多角化の取り組みでは、自動車分野ではビジネス情報サイト「Response」と日本最大級の自動車コミュニティサイト「CARTUNE」とのメディア連携を推進している。教育分野では私立校志望の高まりを受け、リアルでの進学相談イベントを開催し、教育情報サイト「リセマム」(保護者向け)、「リシード」(教育関係者向け)との連携を強化している。また、エンタメ分野ではIPを使ったプロモーション施策として利用できる「エンタメプリント」の取り組みを強化し、ゲーム分野ではパブリッシャーとして旧作のリバイバル版の提供を開始しており、今後タイトル数を増やす計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SI>
2. 2024年6月期の業績見通し
イード<6038>の2024年6月期業績は、売上高で前期比10.3%増の6,700百万円、営業利益で同14.3%増の650百万円、経常利益で同14.7%増の650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同46.3%増の410百万円と2ケタ増収増益となり、売上高、営業利益、経常利益で過去最高更新を目指す(期中にM&Aを実施した場合の効果は含まず)。
物価上昇に伴う消費減速や米中対立、ウクライナ侵攻など先行き不透明な市場環境が続くなかで、同社は積極的なM&Aや事業開発を進めることで事業領域の拡大を図る。各領域でビジネスモデルの多角化を進めることで、安定的かつ継続的な成長を目指す。主力のCP事業では、ネット広告の厳しい状況が続くほか、出版ビジネスの売上も前期並みの水準に留まると見ている一方で、FITパシフィックが通年で寄与するほか、サブスクリプションサービスの伸長や、SAVAWAY、エンファクトリーなどの子会社の成長により増収増益を見込む。CS事業は採算重視の受注活動を継続し、増益確保を目指す。
そのほか、2024年6月期は新たにAI専門チーム「IID AIrticle Lab(イード アーティクル ラボ)」を発足し、専属のエンジニアを配置して、生成AIの業務での活用に関して取り組みを開始している。具体的には、ニュースの情報収集やコンテンツ制作・編集工程などで生成AIの活用を始めているほか、広告の配置や配信の最適化にも取り組んでいる。とりわけ、コンテンツの制作・編集工程において生成AIの活用が進めば、生産性の向上に寄与するものと期待される。制作・編集部門の従業員数は全体の29%を占めている。
360度ビジネスによる収益多角化の取り組みでは、自動車分野ではビジネス情報サイト「Response」と日本最大級の自動車コミュニティサイト「CARTUNE」とのメディア連携を推進している。教育分野では私立校志望の高まりを受け、リアルでの進学相談イベントを開催し、教育情報サイト「リセマム」(保護者向け)、「リシード」(教育関係者向け)との連携を強化している。また、エンタメ分野ではIPを使ったプロモーション施策として利用できる「エンタメプリント」の取り組みを強化し、ゲーム分野ではパブリッシャーとして旧作のリバイバル版の提供を開始しており、今後タイトル数を増やす計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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