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*13:08JST サイジニア Research Memo(8):CX改善サービスが好調で期初計画を超過達成
■業績動向
1. 2024年6月期第2四半期の業績動向
サイジニア<6031>の2024年6月期第2四半期の業績は、売上高が598百万円(前年同期比45.9%減)、営業損失が13百万円(前年同期は4百万円の利益)、経常損失が18百万円(前年同期は0百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が47百万円(前年同期は5百万円の損失)となった。前年同期で減収となった要因は、ネット広告サービスを2023年7月1日にジーニー<6562>へ事業売却したためで、減益になった要因は、例年第4四半期に売上高が集中するうえ、成長へ向けた先行費用が発生したためである。しかし、CX改善サービスが前年同期比で大きく伸長するなど、期初計画比では売上高で48百万円、営業利益で65百万円超過達成しており、業績は実質的に好調に推移したと言える。なお、ネット広告サービスの事業売却に伴い特別損失が発生した。
日本経済は、新型コロナウイルス感染症の対策が進み、経済社会活動の正常化によって個人消費やインバウンド需要により景気は持ち直しつつあるものの、長引くロシア・ウクライナ戦争に続くイスラエル・ハマス紛争の影響による原油価格の高騰や円安を背景とした物価上昇など、経済の先行きは依然として不透明な状況が続いている。このような環境下において、非接触型ソリューションに対する需要の高まりなどから、同社と関連の深い国内EC市場は強い成長を続け、22兆円を超える規模に達したと言われている。また、EC化率も上昇傾向にあり、商取引のデジタル化が引き続き進展している状況にあると言える。
このような状況のなか、同社はイベントへの参加など従来どおりマーケティング活動に注力するとともに、ECサイトなどにおけるCX・DXソリューションの重要性についてメディアなどで発信を続け、同社製品・サービスの認知度向上を図った。加えてクッキー規制やリテールメディアへの対応を進める企業が増加したこと、第4四半期の収益偏重を是正する目的もあって下期案件の早期取り込みを進めたこともあり、CX改善サービスの売上高が好調に推移、結果的に減収減益になったものの、期初計画を上回る業績を達成できた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<SO>
1. 2024年6月期第2四半期の業績動向
サイジニア<6031>の2024年6月期第2四半期の業績は、売上高が598百万円(前年同期比45.9%減)、営業損失が13百万円(前年同期は4百万円の利益)、経常損失が18百万円(前年同期は0百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が47百万円(前年同期は5百万円の損失)となった。前年同期で減収となった要因は、ネット広告サービスを2023年7月1日にジーニー<6562>へ事業売却したためで、減益になった要因は、例年第4四半期に売上高が集中するうえ、成長へ向けた先行費用が発生したためである。しかし、CX改善サービスが前年同期比で大きく伸長するなど、期初計画比では売上高で48百万円、営業利益で65百万円超過達成しており、業績は実質的に好調に推移したと言える。なお、ネット広告サービスの事業売却に伴い特別損失が発生した。
日本経済は、新型コロナウイルス感染症の対策が進み、経済社会活動の正常化によって個人消費やインバウンド需要により景気は持ち直しつつあるものの、長引くロシア・ウクライナ戦争に続くイスラエル・ハマス紛争の影響による原油価格の高騰や円安を背景とした物価上昇など、経済の先行きは依然として不透明な状況が続いている。このような環境下において、非接触型ソリューションに対する需要の高まりなどから、同社と関連の深い国内EC市場は強い成長を続け、22兆円を超える規模に達したと言われている。また、EC化率も上昇傾向にあり、商取引のデジタル化が引き続き進展している状況にあると言える。
このような状況のなか、同社はイベントへの参加など従来どおりマーケティング活動に注力するとともに、ECサイトなどにおけるCX・DXソリューションの重要性についてメディアなどで発信を続け、同社製品・サービスの認知度向上を図った。加えてクッキー規制やリテールメディアへの対応を進める企業が増加したこと、第4四半期の収益偏重を是正する目的もあって下期案件の早期取り込みを進めたこともあり、CX改善サービスの売上高が好調に推移、結果的に減収減益になったものの、期初計画を上回る業績を達成できた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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