タクマ、今期経常を6％下方修正

　タクマ <6013> が2月9日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比34.0％減の59億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の110億円→103億円(前期は110億円)に6.4％下方修正し、減益率が0.3％減→6.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の77.7億円→70.7億円(前年同期は47.8億円)に9.0％減額し、増益率が62.6％増→48.0％増に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比0.9％減の26.8億円となり、売上営業利益率は前年同期の7.2％→6.9％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１） 連結業績予想　当社グループの業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症による先行きの不透明感から、一部において、設備投資意欲の減退や計画延期等の影響が見られることから、売上高は前回予想を下回る見通しです。また、損益面では、売上高減少の影響に加え、鋼材をはじめとする資機材価格の上昇などにより、当初目標としていたほど原価低減が進まない見込みであることなどから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前回予想を下回る見通しです。（２） 個別業績予想　当社の業績予想につきましては、鋼材をはじめとする資機材価格の上昇などにより、当初目標としていたほど原価低減が進まない見込みであることなどから、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも前回予想を下回る見通しです。(注) 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想値と異なる結果となる可能性があります。