エイチワン、非開示だった今期税引き前は赤字転落、未定だった配当は2円減配

　エイチワン <5989> が8月5日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は28.1億円の赤字(前年同期は11.2億円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結税引き前損益が5億円の赤字(前期は26.5億円の黒字)に転落する見通しを示した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を12円(前年同期は13円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も12円実施する方針とした。年間配当は前期比2円減の24円に減配となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の2.7％→-8.9％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により業績予想の合理的かつ具体的な算定が困難であることから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき算定し、上記のとおり公表いたします。2021年３月期は、新型コロナウイルスの影響により中国を除く地域で自動車フレームの販売が前期に比べて大幅に減少することを見込み、それらを踏まえた2021年３月期の連結業績予想は売上収益1,650億円(前期比9.7％減)、営業利益３億円(同91.7％減)、税引前損失５億円(前期は税引前利益26億57百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失14億円(前期は親会社の所有者に帰属する当期利益12億23百万円)と算定しております。なお、為替レートは105円/ドルを前提としております。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、新型コロナウイルスの収束時期等、様々な要因により変動する可能性があります。

　当社は、今後の事業展開及び設備投資を勘案したうえで、長期にわたり安定的に業績に応じた成果の配分を実施することを配当の基本方針としております。2021年３月期の業績予想が未定であったことから配当予想につきましても未定としておりましたが、本日の業績予想の公表にあわせ配当予想につきましては基本方針に則り上記のとおりといたしました。