サンコールは気を吐く、業績好調でＥＶ分野の成長期待が株高後押し◇

　サンコール<5985.T>は全体波乱地合いのなか続伸と気を吐き昨年来高値更新。前日に一時８％近い上昇をみせたが、きょうも目先利益確定の売りを吸収し上値を指向している。伊藤忠商事<8001.T>を筆頭株主とする自動車向け精密部品メーカーで、自動車の環境規制の高まりを受けた世界的な電気自動車（ＥＶ）シフトの動きに合わせ、ハイレベルの金属加工技術を応用して同関連部品に注力している。出来高流動性は低いものの昨年来継続的な実需買いが観測され１３種移動平均線をサポートラインとした一貫した上昇波を形成している。１８年３月期経常利益は前期比１．５倍の２６億円を見込む。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）