ネツレンが３連騰、９月中間期大幅営業増益と株主優待制度導入を好感

　ネツレン<5976.T>が３連騰で年初来高値を更新している。７日の取引終了後に発表した第２四半期累計（４～９月）連結決算が、売上高２３１億６５００万円（前年同期比１４．７％増）、営業利益１６億５０００万円（同６３．４％増）、純利益１４億３２００万円（同７１．０％増）と大幅営業増益だったことが好感されている。

　自動車向けや工作機械向けの受注が堅調に推移し熱処理受託加工事業が伸長したほか、国内や中国向けに建設機械部品や誘導加熱装置が増加し、業績を牽引した。また、高強度ばね鋼線も堅調に推移し、業績向上に貢献した。

　なお、１８年３月期通期業績予想は、売上高４６０億円（前期比６．０％増）、営業利益３４億円（同１３．２％増）、純利益３０億円（同５．８％増）の従来見通しを据え置いている。

　また、１８年３月末時点の株主から株主優待制度を導入するとあわせて発表しており、これも好材料視されている。毎年３月３１日時点で１単元（１００株）以上を保有する株主に対して、一律でクオカード１０００円分を贈呈するとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）