ホッカンＨＤ、今期経常を一転赤字に下方修正

　ホッカンホールディングス <5902> [東証Ｐ] が2月8日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比60.3％減の8.8億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同損益を従来予想の18億円の黒字→3億円の赤字(前期は14.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の2億円の黒字→20億円の黒字(前期は12.3億円の赤字)に10倍上方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の7.5億円の赤字→28.5億円の赤字(前年同期は16.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は16.7億円の赤字(前年同期は9.6億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-3.7％→-8.0％に大幅悪化した。

株探ニュース