カナレ電気が大幅反発、第２四半期は国内市場好調で営業２ケタ増益

　カナレ電気<5819.T>が大幅反発し、後場に入って上げ幅を拡大している。この日の午後２時、１６年１２月期第２四半期累計（１～６月）の連結決算を発表し、売上高は５５億４５００万円（前年同期比６．８％増）、営業利益は１０億２６００万円（同２４．６％増）と、営業利益が従来計画の９億１５００万円を超過したことが好感されている。

　国内市場は第１四半期に続き電設・放送市場で受注が好調だったことが全体を牽引した。また、円高影響や新興国経済の停滞で米国、韓国、シンガポール市場は苦戦したものの、中国では、放送市場の設備投資が堅調で増収増益となり業績向上に寄与した。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高１１０億８０００万円（前期比６．３％増）、営業利益１７億７５００万円（同１１．１％増）を見込んでいる。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）