東邦金、前期経常を37％上方修正・21期ぶり最高益更新へ

　東邦金属 <5781> [東証Ｓ] が4月25日大引け後(15:05)に業績修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の5.1億円→7億円(前の期は1.8億円)に37.3％上方修正し、増益率が2.8倍→3.8倍に拡大し、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1.1億円→3億円(前年同期は1.3億円)に2.6倍増額し、一転して2.3倍増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第４四半期に入り、自動車用電極部品において代替品への切換等による大幅な販売数量の減少を見込んでおりましたが、その影響が想定を下回ったことが主たる要因です。加えて、タングステン・モリブデン製品は、半導体市場、自動車業界向けに想定通り好調を維持し、業績は予想数値を上回る見込みとなりましたので、通期の業績予想を修正いたします。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。