決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】寄付 … 日精工、日立造、協和キリン (11月1日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の10月29日から1日の決算発表を経て2日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　住友理工 <5191>
　22年3月期の連結最終損益を従来予想の35億円の黒字→43億円の赤字(前期は49.5億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

▲No.2　協和キリン <4151>
　21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比5.2％減の418億円に減り、通期計画の640億円に対する進捗率は65.5％にとどまり、4年平均の80.8％も下回った。

▲No.4　日立造 <7004>
　22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は28億円の赤字(前年同期は24.6億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<5191> 住友理工 　　　東１　　 -7.30 　 11/ 1　　上期　　　　赤縮
<4151> 協和キリン 　　東１　　 -5.61 　 11/ 1　　　3Q　　　 -5.19
<9090> 丸和運機関 　　東１　　 -4.84 　 11/ 1　　上期　　　　1.50
<7004> 日立造 　　　　東１　　 -4.27 　 11/ 1　　上期　　　　赤拡
<7366> りたりこ 　　　東１　　 -3.65 　 11/ 1　　上期　　　 26.83

<3738> ティーガイア 　東１　　 -3.65 　 11/ 1　　上期　　　-20.83
<7271> 安永 　　　　　東１　　 -3.57 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<2281> プリマ 　　　　東１　　 -2.99 　 11/ 1　　上期　　　-22.71
<4927> ポーラＨＤ 　　東１　　 -2.80 　 11/ 1　　　3Q　　　 72.76
<4091> 日本酸素ＨＤ 　東１　　 -1.82 　 11/ 1　　上期　　　 46.09

<4968> 荒川化 　　　　東１　　 -1.70 　 11/ 1　　上期　　　120.31
<7504> 高速 　　　　　東１　　 -1.67 　 11/ 1　　上期　　　 30.74
<9768> いであ 　　　　東１　　 -1.48 　 11/ 1　　　3Q　　　　8.44
<4044> セ硝子 　　　　東１　　 -1.37 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<7214> ＧＭＢ 　　　　東１　　 -1.17 　 11/ 1　　上期　　　　黒転

<5703> 日軽金ＨＤ 　　東１　　 -1.17 　 11/ 1　　上期　　　 85.52
<6368> オルガノ 　　　東１　　 -0.69 　 11/ 1　　上期　　　 27.99
<7723> 愛時計 　　　　東１　　 -0.52 　 11/ 1　　上期　　　 41.36
<6471> 日精工 　　　　東１　　 -0.26 　 11/ 1　　上期　　　　黒転
<7575> 日本ライフＬ 　東１　　 -0.24 　 11/ 1　　上期　　　 19.94

<2282> 日ハム 　　　　東１　　 -0.12 　 11/ 1　　上期　　　 -2.41

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした2日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース