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「防衛」が16位にランクイン、概算要求で防衛費は過去最高となり関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「防衛」が16位にランクインしている。
24年度の予算編成に向けた各省庁の概算要求が出そろった。5日の財務省の発表によると一般会計で114兆3852億円となり、22年度の要求額だった111兆6559億円を上回り過去最高となる。また、110兆円を上回るのは3年連続、100兆円を超えるのは10年連続となる。
こうしたなか、防衛省が公表した概算要求によると、防衛費は23年度の当初予算から13.4%増やし過去最大の7兆7385億円を求めている。反撃能力の手段となる長射程ミサイルの開発・取得など各種スタンド・オフ・ミサイルの整備に約7551億円、イージス・システム搭載艦2隻の整備など「統合防空ミサイル防衛」に約1兆2713億円をあてているほか、無人機による防衛や通信衛星の整備、サイバー防御などにも重点が置かれている。
中国による軍備の拡張と海洋進出の継続、北朝鮮のミサイル開発の加速に加えて、ロシアによるウクライナ侵略など日本を取り巻く地政学的リスクが高まるなか、政府は昨年12月16日、今後10年程度の外交・防衛政策の指針となる「国家安全保障戦略」など3文書を閣議決定し、戦後の日本の安全保障政策を大きく転換した。防衛関連は株式市場においても大きな関心を集めるテーマであり、今後もランク上位を維持しそうだ。
この日の関連銘柄の動きは、全般相場が冴えないこともあって目立った動きは少ないが、細谷火工<4274.T>、日本製鋼所<5631.T>、川崎重工業<7012.T>などがしっかりとなっている。
出所:MINKABU PRESS
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