＜注目銘柄＞＝日本金属、高収益製品の比率拡大が大幅増益に寄与

　みがき帯鋼などステンレス精密圧延・加工メーカーの日本金属<5491.T>は１月３１日、１８年３月期通期の連結業績予想について、売上高を４７５億円から４９０億円（前期比１１．３％増）へ、経常利益を２６億円から３１億円（同８５．１％増）へ上方修正した。

　自動車用光モール向け製品をはじめとする高付加価値・高収益製品の比率が拡大したことが寄与している。また、生産効率改善に継続して取り組んだことによるコストダウン効果や製品価格の是正効果も収益を押し上げている。

　株価は、２月２日に３３８５円の高値をつけて以降、全体相場の急落に連動するかたちで２６００円水準まで下落している。ただ、ＰＥＲ８倍台、ＰＢＲ０．９倍水準と株価指標では極めて割安水準にあり、早めのタイミングでの反転上昇復帰が期待できそうだ。（朱）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）