大同特鋼、今期経常を8％下方修正、配当は10円増額

　大同特殊鋼 <5471> が10月28日午前(11:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は205億円の黒字(前年同期は21.1億円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の360億円→330億円(前期は126億円)に8.3％下方修正し、増益率が2.8倍→2.6倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比15.7％減の124億円に減る計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の150円→160円(前期は35円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は87.3億円の黒字(前年同期は4.4億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-1.2％→7.0％に急改善した。

株探ニュース