淀川鋼が３日続落、第２四半期決算で減損損失など計上

　淀川製鋼所<5451.T>が３日続落。１９日の取引終了後、第２四半期（７～９月）業績で減損損失（連結）と関係会社株式評価損（単独）を計上することになったと発表しており、業績の下振れ懸念から売りが出ているようだ。
　中国鉄鋼市場の急激な環境悪化により、中国子会社の淀川盛餘（合肥）高科技鋼板（ＹＳＳ）の保有する機械装置などについて約５９億円の減損処理を行うほか、国内子会社ヨドコウ興発の保有するスポーツ施設の約６億円減損処理などで約６６億円の減損損失を計上するとしている。
　また、淀川鋼本体が保有するＹＳＳ出資金について、約５６億円の関係会社株式評価損を計上するとしているが、連結決算上では相殺消去される。なお、９月中間期および１６年３月期業績については現在精査中で、修正後の業績予想については集計ができ次第公表するとしている。

淀川鋼の株価は９時１４分現在２３０５円（▼４５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）