淀川鋼、非開示だった今期経常は3％減益、未定だった配当は70円実施

　淀川製鋼所 <5451> が11月4日午前(11:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比27.1％増の42億円に伸びた。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比3.0％減の72億円に減る見通しを示した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比27.3％減の29.9億円に減る計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は70円(前期は70円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.5％増の14.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の3.0％→3.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　業績予想の定性的な情報につきましては、本日（2020年 11月 4日）公表の『2021年3月期　第２四半期決算短信[日本基準](連結)』 ３ページ「１．当四半期決算に関する定性的情報（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参照ください。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題と認識し、業績に応じた配当のお支払いを安定的、継続的に実施することを基本方針としております。この方針に基づき、本日発表いたしました2021年3月期第2四半期連結業績および2021年3月期通期業績予想を踏まえ剰余金の配当および配当予想を行っております。