大阪製鉄、今期経常を一転6％減益に下方修正、未定だった配当は1.5円増配

　大阪製鐵 <5449> [東証Ｓ] が1月30日後場(13:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.6％減の48.1億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の65億円→60億円(前期は63.8億円)に7.7％下方修正し、一転して6.0％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の29.3億円→24.3億円(前年同期は16.4億円)に17.0％減額し、増益率が78.8％増→48.4％増に縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は24円(前期は22.5円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比63.9％増の12.4億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.7％→5.2％に大幅改善した。

株探ニュース