5,323円
合同製鐵のニュース
■合同鉄 <5410> 1,747円 (+259円、+17.4%)
東証プライムの上昇率トップ。合同製鐵 <5410> [東証P]が急反騰し、年初来高値を更新した。同社は4日午後1時30分ごろ、これまで非開示としていた23年3月期通期の連結業績予想を発表。営業損益の見通しを70億円の黒字(前期は26億9700万円の赤字)としていることが好感されたようだ。売上高は前期比17.5%増の2400億円を見込む。販売価格の改善とコストダウン効果を一定規模見込める見通しとなったことが主な要因だとしている。また、未定としていた年間配当計画は110円(第2四半期末40円、期末70円)とし、2期ぶりに復配する方針だ。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比26.5%増の606億5800万円、営業損益が5900万円の黒字(前年同期は5億3600万円の赤字)で着地した。
■ミマキエンジ <6638> 698円 (+100円、+16.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。ミマキエンジニアリング <6638> [東証P]がストップ高。3日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を656億円から691億円(前期比16.1%増)へ、営業利益を23億3000万円から31億3000万円(同21.8%増)へ、純利益を14億4000万円から21億7000万円(同7.5%減)へ上方修正し、減益予想から一転して大幅な営業増益予想としたことが好感された。各国で新型コロナウィルス感染防止対策と経済活動の両立が進み、印刷需要と設備投資の伸びに伴い、産業用インクジェットプリンターの需要は堅調に推移するものと想定されることが要因としている。
■クロスキャト <2307> 1,104円 (+150円、+15.7%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。クロスキャット <2307> [東証P]がストップ高。システム開発を手掛け金融向けで実績が高い。官公庁や金融機関のデジタルトランスフォーメーション(DX) 投資需要を捉え、足もとの業績は絶好調に推移している。3日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4-6月)決算は営業利益が前年同期比3.1倍の3億8000万円と急拡大しており、これを材料視する買いを呼び込んだ。また同日、タレントマネジメントシステム「スキルナビ」を提供するワン・オー・ワン(東京都渋谷区)と販売パートナー契約を締結したことも発表した。HR領域における人材データ活用によるDX支援を強化する方針で、これも株価を強く刺激した。
■日東紡 <3110> 2,685円 (+293円、+12.3%)
東証プライムの上昇率4位。日東紡績 <3110> [東証P]が3日ぶりに急反騰。3日の取引終了後、23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の34億円から50億円(前年同期比28.1%増)へ上方修正すると発表しており、これを好感する買いが入った。同時に発表した4-6月期(第1四半期)の同利益は前年同期比2.2倍の35億9400万円だった。高速大容量通信に資する電子材料向けスペシャルガラス・クロスなど高付加価値製品を中心に販売が増えたほか、円安による為替差損益の改善も大幅増益に貢献した。足もとの好調な業績動向を踏まえ、上期予想を引き上げたが、通期は従来予想の80億円(前期は80億6500万円)を据え置いている。
■BBSec <4398> 1,485円 (+163円、+12.3%)
ブロードバンドセキュリティ <4398> [東証S]が続急騰、一時は前日3日比19.7%高の1582円まで上値を伸ばした。3日の取引終了後、22年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億8600万円から4億9700万円(前の期比2.5倍)へ上方修正すると発表。従来の2期ぶりの過去最高益予想を更に上乗せする形となり、これが好材料視された。脆弱性診断サービスが順調に伸長したことに加え、情報漏えいIT対策サービスにおける定常収益が増加したことが上振れの要因としている。
■静ガス <9543> 1,014円 (+105円、+11.6%)
東証プライムの上昇率5位。静岡ガス <9543> [東証P]が3日ぶりに急反騰。3日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、営業利益を59億2000万円から51億9000万円(前期比4.0%増)へ、純利益を43億3000万円から39億6000万円(同3.8%減)へ下方修正したが、悪材料の出尽くしによる買いが入ったようだ。ガス販売量の増加や原料費調整制度によるガス販売単価の上方調整などにより、売上高は1716億6000万円から2067億5000万円(同55.5%増)へ見直した。ただ、業績の前提条件となる8月以降の原油価格は1バレル=80ドルから110ドルへ、為替レートは1ドル=120円から140円へ修正したことが響くとしている。同時に発表した第2四半期累計(1-6月)決算は、売上高947億9500万円(前年同期比51.7%増)、営業利益79億6200万円(同44.7%増)、純利益59億6100万円(同37.7%増)だった。
■ぐるなび <2440> 428円 (+43円、+11.2%)
東証プライムの上昇率6位。ぐるなび <2440> [東証P]が続急騰。3日の取引終了後、23年3月期の連結最終損益を従来予想の33億円の赤字から24億円の赤字(前期は57億6800万円の赤字)へ上方修正すると発表しており、これが好感されたようだ。第1四半期に注力サービス・施策の絞り込みやコストの効率的な運用の徹底などにより、広告宣伝・販促費や業務委託費、外注費をはじめとする費用が計画を下回ったことが寄与する。また、投資有価証券売却益を計上したことなども反映した。同時に発表した第1四半期の同損益は8億4400万円の赤字(前年同期は13億5300万円の赤字)だった。
■ハードオフ <2674> 1,074円 (+96円、+9.8%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率8位。ハードオフコーポレーション <2674> [東証P]が急反発。一時ストップ高となり、年初来高値を更新した。同社は4日午後2時ごろ、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の16億2000万円から18億7000万円(前期比22.2%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の253億円から257億円(同4.9%増)に上方修正。足もとで国内既存店売上高が堅調に推移しているほか、インターネット売上高や海外店舗も好調なことが主な要因だとしている。
■ビプロジー <8056> 3,065円 (+257円、+9.2%)
東証プライムの上昇率10位。BIPROGY <8056> [東証P]が続急伸。株価は一時前日3日比13.1%高の3175円まで上昇し、約3ヵ月ぶりの高値に買われた。3日の取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算(国際会計基準)は、売上高705億1700万円(前年同期比4.3%増)、最終利益39億1900万円(同11.4%増)となり、これを好感する買いが向かったようだ。デジタルトランスフォーメーション(DX)関連案件の拡大により、システムサービスが業績を牽引した。利益面では、社内DXの推進で販管費が膨らみ、営業利益は前年同期並みとなったが、金融収益が増加したことで最終利益は増益を確保した。
■インテリW <4847> 869円 (+66円、+8.2%)
インテリジェント ウェイブ <4847> [東証P]が4日続急伸。780円近辺で収れんする5日・25日移動平均線を大きく上放れてきた。カード決済システムで業界トップクラス、情報漏洩対策などサイバーセキュリティー分野にも展開する。3日取引終了後に発表した22年6月期決算は営業利益段階で前の期比34%増の15億1900万円と大幅な伸びを達成、続く23年6月期も前期比18%増の18億円と2ケタ成長を継続する見通しで、これを評価する買いを引き寄せている。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は前期実績に3円増配となる20円を計画、これも物色人気を助長した。
■サイエンスA <4412> 2,484円 (+178円、+7.7%)
サイエンスアーツ <4412> [東証G]が3日ぶりに急反発。4日午前10時ごろ、ワスド(東京都中野区)と資本・業務提携し、店舗接客DXの実現に向けた協業を行うことで合意したと発表しており、これが好感された。ワスドはスマートフォンを使ってスタッフを呼び出すクラウドサービス「デジちゃいむ」を提供している。今回の提携を通じ、アミューズメント施設や小売り、商業施設、サービス業、カーディーラーなど幅広い業種へ向けて共同でプロモーションを実施するほか、同社のライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」と「デジちゃいむ」の機能連携強化を図るとしている。
■日触媒 <4114> 5,540円 (+360円、+7.0%)
日本触媒 <4114> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は4日午後1時ごろ、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の200億円から250億円(前期比14.0%減)に引き上げたことが好感されたようだ。売上収益の見通しも従来の4450億円から4600億円(同24.6%増)に上方修正。足もとで高吸水性樹脂などの販売数量が計画を上回って推移していることなどが主な要因だとしている。
■テレ東HD <9413> 2,025円 (+106円、+5.5%)
テレビ東京ホールディングス <9413> [東証P]が4日ぶりに急反発。同社は3日取引終了後、23年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比16.2%増の29億7700万円となり、通期計画83億円に対する進捗率が35.9%となったことが好感されたようだ。売上高は同5.8%増の365億9800万円で着地した。主力の地上波放送事業が堅調だったほか、コンテンツの2次利用から得られる収益が伸長したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■文化シヤタ <5930> 1,070円 (+52円、+5.1%)
文化シヤッター <5930> [東証P]が続急伸。4日午後2時ごろ、上限を880万株(発行済み株数の13.10%)、または70億円とする自社株買いを実施すると発表。これを受け、一時12.9%高の1149円まで急伸する場面があった。取得期間は8月31日から来年8月30日まで。取得方法は自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けと、市場買い付けとしている。あわせて発表した4-6月期決算は、売上高が前年同期比5.4%減の391億1700万円、最終損益が前年同期から赤字幅拡大となる3億8800万円の赤字となった。シャッター関連製品を中心に概ね堅調だったものの、全社費用が利益を下押しした。
■ヨコオ <6800> 2,100円 (+94円、+4.7%)
ヨコオ <6800> [東証P]が大幅続伸、後場上げ幅を拡大した。4日正午ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を730億円から760億円(前期比13.7%増)へ、経常利益を67億円から80億円(同22.5%増)へ、純利益を47億円から55億円(同17.9%増)へ上方修正したことが好感された。回路検査用コネクタセグメントでの増収及び円安効果に伴う増益に加えて、下期において車載通信機器セグメントの生産現場における原価低減活動及び販売価格の見直しによる損益改善が見込まれることが要因。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高189億2600万円(前年同期比18.1%増)、経常利益30億5700万円(同2.4倍)、純利益20億3100万円(同2.2倍)だった。
■ビジョナル <4194> 7,640円 (+320円、+4.4%)
ビジョナル <4194> [東証G]が大幅続伸。そのほか、フリー <4478> [東証G]、JTOWER <4485> [東証G]などグロース市場に上場する時価総額上位銘柄が揃って上値追い基調となった。これらグロース上場銘柄で構成されるマザーズ指数の戻り足に弾みがついており、足もとで736まで水準を切り上げた。テクニカル的にも26週移動平均線を上抜き中期底入れの様相を強めた。ここ最近は日経平均株価を形成する主力銘柄の戻りが目立つ一方、マザーズ指数を構成する小型株には依然として向かい風の強い地合いが続いていたが、足もとで流れが変わっている。個人投資家の信用評価損益率の改善が、中小型株の物色意欲を高めるという好循環に変わりつつある。
■寿スピリッツ <2222> 8,090円 (+320円、+4.1%)
寿スピリッツ <2222> [東証P]が大幅続伸し、年初来高値を更新。3日の取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高95億1500万円(前年同期比65.2%増)、経常損益13億200万円の黒字(前年同期は3億1100万円の赤字)となり、これが材料視された。3月下旬にまん延防止等重点措置が全面解除され、経済活動が正常化に向かうなか、商品力強化など積極的な施策遂行によって、首都圏に展開する主力の洋菓子店「シュクレイ」を中心に売上高、利益ともに大きく回復した。
■ツムラ <4540> 3,120円 (+100円、+3.3%)
ツムラ <4540> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。3日の取引終了後、23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は140億円(前年同期比4.4%増)になりそうだと発表。従来予想の100億円(同25.4%減)から一転して増益見通しに上方修正しており、これが好感されたようだ。足もとで医療用漢方薬の販売が堅調に推移していることに加え、円安進行による為替差益の発生も利益を大きく押し上げる。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)の同利益は前年同期比19.6%増の86億6500万円だった。なお、通期予想は据え置いた。あわせて、中国グループ会社の平安津村が健民薬業集団と合弁会社設立に関する意向書を締結すると発表している。
■日電産 <6594> 9,767円 (+214円、+2.2%)
日本電産 <6594> [東証P]が続伸、9700円台まで上値を伸ばし7月20日につけた戻り高値をクリア、3月30日以来となる1万円大台復帰も視野に入ってきた。企業の決算発表がたけなわだが、同社は他社に先駆けて7月20日に22年4-6月期決算を発表しており、最終利益は前年同期比24%増の413億2100万円と大幅な伸びを確保している。円安効果による部分も大きいとはいえ、四半期ベースでは過去最高を更新。しかし、決算発表前に株価水準を切り上げていたこともあり、いったん目先材料出尽くし感から下値を探る展開を強いられていた。4日は、全体相場が強気優勢の地合いに傾いていることで、好業績を再評価する買いを引き寄せているほか、市場では「同社株が10月の日経平均入れ替えで新規採用される有料候補との見方が出ており、それを先取りする買いが観測されている」(中堅証券ストラテジスト)としている。
■シグマクシス <6088> 1,288円 (+17円、+1.3%)
シグマクシス・ホールディングス <6088> [東証P]が6日続伸。同社は戦略立案から開発、実行までワンストップで対応する新興コンサルティング会社で、人工知能(AI)を活用した高付加価値案件で優位性を発揮している。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込み業績は高成長トレンドに乗っている。3日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4-6月)決算は営業利益が前年同期比67%増の6億3100万円と大幅な伸びを達成、これを好感する形で投資資金の流入が続いた。一時1月4日につけた年初来高値1328円を7ヵ月ぶりに更新した。
※4日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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