合同鉄、上期経常を一転9％増益に上方修正、未定だった配当は65円減配

　合同製鐵 <5410> が7月28日後場(13:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比59.6％増の29.5億円に拡大した。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の25億円→40億円(前年同期は36.5億円)に60.0％上方修正し、一転して9.3％増益見通しとなった。
　ただ、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比43.0％減の60億円に落ち込む見通しを示した。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の40円→55円に大幅増額し、従来未定としていた下期配当は25円実施する方針とした。年間配当は前期比65円減の80円に減配となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の3.3％→6.3％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年3月期第2四半期（累計）連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う建設工事中断の影響などを一定程度織り込んで算定しておりましたが、工事が想定よりも早期に再開したことなどにより、前回の業績予想を上回る見通しとなりました。　また、2021年3月期の通期業績予想については未定としておりましたが、今般足元の状況を前提に算定いたしましたので、お知らせいたします。

　　当第2四半期末の剰余金の配当につきましては、前回決算発表時において1株につき40円としておりましたが、上記業績予想の修正を踏まえ、1株につき55円に修正いたします。また、前回決算発表時において、当期の期末配当につきましては未定としておりましたが、既公表の配当方針に従い、当期の業績見通し等を踏まえ、1株につき25円とさせていただく予定といたします。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。