合同鉄、今期経常を18％上方修正、配当も15円増額

　合同製鐵 <5410> が1月31日後場(13:30)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比82.2％増の72億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の85億円→100億円(前期は51.3億円)に17.6％上方修正し、増益率が65.5％増→94.7％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の48.4億円→63.4億円(前年同期は28.1億円)に31.0％増額し、増益率が72.3％増→2.3倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の130円→145円(前期は70円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の35.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.5％→7.6％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年3月期通期業績予想につきましては、エネルギー価格、諸資材価格及び物流コストが想定どおり高値で推移したものの、連結子会社における操業休止期間の短縮による業績の改善に加え、鉄鋼事業以外の業績が堅調に推移することが見込まれるため、利益の予想を上方修正いたしました。

　　期末配当につきましては、2019年11月1日時点で1株につき75円と予想しておりましたが、上記の業績予想の修正を踏まえ、1株につき90円（年間配当金は1株につき145円）に修正いたします。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。