中山鋼、今期経常を33％上方修正

　中山製鋼所 <5408> が8月4日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.3％減の7.6億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の30億円→40億円(前期は26.6億円)に33.3％上方修正し、増益率が12.7％増→50.3％増に拡大する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の11億円→14億円(前年同期は10.7億円)に27.3％上方修正し、増益率が2.4％増→30.4％増に拡大する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の3.0％→2.7％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期第２四半期会計期間において、主原料価格は第１四半期会計期間から引き続き期初の想定を上回る水準で推移するものと見込んでおります。一方、これに伴う鋼材販売価格の値上げを実施したことにより、業績は前回公表値を上回る見通しです。　また、2022年３月期通期業績予想につきましても、主原料価格は期初の想定を上回ることが予想されますが、鋼材販売価格の値上げに取り組むことにより鋼材スプレッドの回復に努め、業績は前回公表値を上回る見通しです。　なお、上記の予想は、現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断される一定の前提に基づくものであり、実際の業績等は、今後様々な要因により変動する可能性があります。