Ａ＆Ａマテリアルが急動意、低位材料株物色の出遅れ

　エーアンドエーマテリアル<5391.T>に投機資金の流入が観測、にわかに動意含みだ。全般は材料株物色の流れが強いが、そのなかで株価低位の出遅れ銘柄に照準を合わせる動きが強まっている。そのなか、「底値圏といえる１１０円近辺でもみ合う同社株は格好の対象として浮上している」（市場関係者）もよう。目先はボトルネック型のボリンジャーバンドの標準偏差２（＋２シグマ）の上限に位置しており、日足一目均衡表の雲抜けで仕掛けの入りやすい場面。
　一方、業績面でも追い風が強い。太平洋セメントが４割強の株式を保有し、同グループの中核的建材会社として政府が掲げる「国土強靭化」や東京五輪関連の首都圏インフラの政策恩恵が見込まれるという。１５年３月期は商品ラインアップを強化したケイ酸カルシウム板など建設資材の値上げで利益を確保し原材料価格上昇を相殺。太陽光発電分野への展開にも積極的で、超軽量で独自の施工法を確立した「ライトソーラーＮ」などが注目を集めている。

Ａ＆Ａマテリアルの株価は１３時４０分現在１２１円（△６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）