チヨダウーテ、前期経常を2.7倍上方修正

　チヨダウーテ <5387> [ＪＱ] が5月7日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の2億7000万円の黒字→7億2500万円の黒字(前の期は1億3900万円の赤字)に2.7倍上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億2100万円→6億7600万円(前年同期は4700万円)に3.1倍増額し、増益率が4.7倍→14倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の連結業績につきましては、2019年秋の消費税増税に続いて発生した新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、主力事業である石こうボードの販売に影響を及ぼす重要な指標の一つである新設住宅着工戸数が前年対比で大幅に落ち込み、販売数量が低調に推移することを見込んでいた結果、売上高は252億６百万円と前年対比約13%の減少となり、予想した水準となりました。　一方、新型コロナウイルス感染症の終息時期が見通せない不透明な状況にあって、トップラインの回復期待が困難であるとの認識のもと、社員の採用抑制や委託業務の削減を通じてより効率的な業務体制の構築を図るなど、経費全般にわたり徹底した削減をグループ全社で進め、その進捗管理を経営レベルで逐次点検した結果、大幅な削減を図ることができました。加えて当期の重要な経営課題の一つに挙げていた配送サービスの適切な運賃徴収交渉が順調に進んだ結果、収益項目全体で前回発表予想を上回る見込みとなりました。