決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … トリケミカル、菱洋エレク、フジミインコ (5月31日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の5月30日から5月31日の決算発表を経て6月1日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ＡＣＣＥＳＳ <4813>
　23年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は6.3億円の赤字(前年同期は9.5億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

★No.2　フジミインコ <5384>
　22年3月期の連結経常利益は前の期比62.0％増の124億円に拡大し、23年3月期も前期比8.9％増の136億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.3　菱洋エレク <8068>
　23年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の11.3億円に急拡大し、通期計画の22億円に対する進捗率は51.4％に達し、5年平均の43.4％も上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<4813> ＡＣＣＥＳＳ 　東Ｐ　　 +9.61 　　5/31　　　1Q　　　　赤縮
<5384> フジミインコ 　東Ｐ　　 +7.85 　　5/31　本決算　　　　8.89
<8068> 菱洋エレク 　　東Ｐ　　 +7.49 　　5/31　　　1Q　　　109.26
<4369> トリケミカル 　東Ｐ　　 +5.89 　　5/31　　　1Q　　　 39.22

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした6月1日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。

株探ニュース