東海カ、今期経常を1％上方修正・最高益予想を上乗せ

　東海カーボン <5301> が11月14日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比6.0倍の527億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の745億円→755億円(前期は132億円)に1.3％上方修正し、増益率が5.6倍→5.7倍に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の445億円→455億円(前年同期は83.2億円)に2.2％増額し、増益率が5.4倍→5.5倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.9倍の228億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の12.9％→35.8％に急上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高及び営業利益については、カーボンブラック事業において2018年8月31日付で取得したTokai Carbon CB Ltd.（旧社名　Sid Richardson Carbon,Ltd.）が売上高及び営業利益の増加に寄与するため、前回予想を上回る見込みです。併せて、第3四半期までの実績を基に各事業部門の業績予想を見直した結果、売上高及び営業利益ともに前回予想を上回る見込みです。これらにより、経常利益も営業利益と同様の理由で前回予想を上回る見込みとなりましたので前回予想を修正いたします。※　上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。