日コン、前期経常を4％下方修正

　日本コンクリート工業 <5269> [東証Ｐ] が5月13日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の23億円→22億円(前の期は0.9億円)に4.3％下方修正し、増益率が24倍→23倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の7.7億円の黒字→6.7億円の黒字(前年同期は2.6億円の赤字)に13.0％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　・法人税等調整額(損)の計上について　税効果会計の適用方法を見直し、繰延税金資産計上額を修正する必要が生じたこと等から、法人税等調整額(損)を372百万円計上する見込みとなりました。・通期業績予想修正の理由　売上高・営業利益・経常利益につきましては、基礎事業における案件の期ズレやコンクリート二次製品事業において売上高が想定を下回る見込みとなったことによります。　親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記「法人税等調整額(損)の計上について」の記載内容等の影響で予想を修正するものです。なお、多額の特別利益および損失の計上はありません。　また、前述の通り親会社株主に帰属する当期純利益は予想に対して減益を見込んでおりますが、期末配当は予想通りの6円50銭を予定しております。（注）上記の業績予想等は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等はさまざまな要因により異なる可能性があります。