789円
日本ヒュームのニュース
*14:32JST 日本ヒューム Research Memo(2):日本におけるヒューム管の歴史とともに始まった総合コンクリートメーカー
■会社概要
1. 会社概要
日本ヒューム<5262>は総合コンクリートメーカーである。日本におけるヒューム管の歴史とともに始まり、日本に合った標準仕様を生み出し全国普及につなげた。その後事業領域を拡大し、コンクリートパイル(杭)、下水道管路の耐震化工法や管渠更生工事工法の開発、コンクリート二次製品の設計・製造・施工といった全方位のワンストップサービスを提供している。また、建設市場の人手不足を補うプレキャスト製品、社会インフラの老朽化に対応する製品・施工方法の開発、ICTを活用した取り組み(i-Construction)等の技術開発も推進しており、社会問題の解決に資する技術開発に注力してきた。
国内事業所は、本社(東京都港区)と北海道支社、関東・東北支社、東海支社、関西支社、九州支社があり、沖縄を含む全国の地域をカバーしている。各支社には営業所と工場を有する。海外事業所は、香港、インドネシアの2ヶ所にある。
同社グループは、同社と連結子会社8社、非連結子会社(持分法非適用関連会社)1社及び関連会社(持分法適用関連会社)6社で構成されている(2022年3月)。持分法適用関連会社には、NJS<2325>※と旭コンクリート工業<5268>が含まれている。
※NJSは1951年9月に、同社の子会社として設立された。目的は上下水道・工業用水・その他利水工事の計画・調査・測量・設計の請負及びこれに関する工事監理である。現在は同社の持分法適用関連会社となっている(所有比率:35.76%(2022年6月30日現在)。
ヒューム管とは、遠心力成形による鉄筋コンクリート管を指す。一般的に下水道や上水道、農業用水や工業用水、地中に電線等のケーブルを通すための管などの分野で広く利用されている。ヒューム管を発明したのはオーストラリアのヒューム兄弟である。灌漑に汚水や鉄管内に汚物が溜まらないよう、その対策としてコンクリート管の利用にヒントを得たと言われている。日本では1924年に初めて製造設備を輸入し、1925年から同社により本格的に国内で生産が開始された。
時代の変化に応じて事業領域を広げる
2. 沿革
同社の創業は1925年(大正14年)である。以降、同社は30年ごとに事業領域を拡大してきた。創業からの約30年は、「激動の時代と成長への基礎固めの時期」であった。下水道関連事業として、下水道等の衛生環境を整える仕事を手掛けた。そして、1949年に東京証券取引所に上場を果たす。次は、「高度経済成長と飛躍する時期」であり、ビルや工場が建設されていくなかで、もう1つの主力事業である基礎事業が育った。1989年以降は「総合コンクリート会社、エクセレントカンパニーを目指す時期」として、様々な工法の開発に取り組んできた。同社はこれまでにも、社会よりも先に環境問題に取り組んできた実績がある。ヒューム管、コンクリートパイルへの取り組みを経て、今後はプレキャスト製品に向かっていく局面である。そのようななか、同社は2025年に創業100周年を迎える。弊社では、安全・安心な環境づくりを目指して、今後も同社の挑戦は続くと考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<SI>
1. 会社概要
日本ヒューム<5262>は総合コンクリートメーカーである。日本におけるヒューム管の歴史とともに始まり、日本に合った標準仕様を生み出し全国普及につなげた。その後事業領域を拡大し、コンクリートパイル(杭)、下水道管路の耐震化工法や管渠更生工事工法の開発、コンクリート二次製品の設計・製造・施工といった全方位のワンストップサービスを提供している。また、建設市場の人手不足を補うプレキャスト製品、社会インフラの老朽化に対応する製品・施工方法の開発、ICTを活用した取り組み(i-Construction)等の技術開発も推進しており、社会問題の解決に資する技術開発に注力してきた。
国内事業所は、本社(東京都港区)と北海道支社、関東・東北支社、東海支社、関西支社、九州支社があり、沖縄を含む全国の地域をカバーしている。各支社には営業所と工場を有する。海外事業所は、香港、インドネシアの2ヶ所にある。
同社グループは、同社と連結子会社8社、非連結子会社(持分法非適用関連会社)1社及び関連会社(持分法適用関連会社)6社で構成されている(2022年3月)。持分法適用関連会社には、NJS<2325>※と旭コンクリート工業<5268>が含まれている。
※NJSは1951年9月に、同社の子会社として設立された。目的は上下水道・工業用水・その他利水工事の計画・調査・測量・設計の請負及びこれに関する工事監理である。現在は同社の持分法適用関連会社となっている(所有比率:35.76%(2022年6月30日現在)。
ヒューム管とは、遠心力成形による鉄筋コンクリート管を指す。一般的に下水道や上水道、農業用水や工業用水、地中に電線等のケーブルを通すための管などの分野で広く利用されている。ヒューム管を発明したのはオーストラリアのヒューム兄弟である。灌漑に汚水や鉄管内に汚物が溜まらないよう、その対策としてコンクリート管の利用にヒントを得たと言われている。日本では1924年に初めて製造設備を輸入し、1925年から同社により本格的に国内で生産が開始された。
時代の変化に応じて事業領域を広げる
2. 沿革
同社の創業は1925年(大正14年)である。以降、同社は30年ごとに事業領域を拡大してきた。創業からの約30年は、「激動の時代と成長への基礎固めの時期」であった。下水道関連事業として、下水道等の衛生環境を整える仕事を手掛けた。そして、1949年に東京証券取引所に上場を果たす。次は、「高度経済成長と飛躍する時期」であり、ビルや工場が建設されていくなかで、もう1つの主力事業である基礎事業が育った。1989年以降は「総合コンクリート会社、エクセレントカンパニーを目指す時期」として、様々な工法の開発に取り組んできた。同社はこれまでにも、社会よりも先に環境問題に取り組んできた実績がある。ヒューム管、コンクリートパイルへの取り組みを経て、今後はプレキャスト製品に向かっていく局面である。そのようななか、同社は2025年に創業100周年を迎える。弊社では、安全・安心な環境づくりを目指して、今後も同社の挑戦は続くと考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<SI>
この銘柄の最新ニュース
日ヒュムのニュース一覧- 出来高変化率ランキング(10時台)~ソフトクリエHD、京急などがランクイン 2024/11/25
- 出来高変化率ランキング(9時台)~SBIレオス、京 急などがランクイン 2024/11/25
- コーポレート・ガバナンスに関する報告書 2024/11/22 2024/11/22
- 日本ヒューム、2Q売上高は前年同期比約30%増・営業利益も大きく改善 上半期の結果を踏まえて業績予想を上方修正 2024/11/20
- 国土交通省「建設機械機械施工の自動化・遠隔化技術に係る現場検証」の実施者として日本ヒューム株式会社が選定され、「Pile-ViMSys(パイルヴィムシス)(R)」の現場検証を実施しました 2024/11/18
マーケットニュース
- 14時の日経平均は312円高の3万8447円、東エレクが164.24円押し上げ (11/28)
- 13時の日経平均は224円高の3万8359円、東エレクが145.01円押し上げ (11/28)
- <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」5位にシグマクシス (11/28)
- 日経平均は300円高、ダウ平均先物底堅く安心感に (11/28)
おすすめ条件でスクリーニングされた銘柄を見る
日本ヒュームの取引履歴を振り返りませんか?
日本ヒュームの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。