ニチリン、今期経常を一転17％増益に上方修正・5期ぶり最高益、配当も12円増額

　ニチリン <5184> [東証Ｓ] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比14.9％増の62.5億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の72億円→88億円(前期は75.3億円)に22.2％上方修正し、一転して16.9％増益を見込み、一気に5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の33.3億円→49.3億円(前年同期は35.7億円)に48.0％増額し、一転して38.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の76円→88円(前期は83円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比60.6％増の23.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.3％→12.6％に上昇した。

株探ニュース