朝日ラバー、上期経常は黒字浮上で上振れ着地

　朝日ラバー <5162> [ＪＱ] が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は1億7800万円の黒字(前年同期は1億2800万円の赤字)に浮上し、従来予想の1億2300万円の黒字を上回って着地。
　通期計画の3億1100万円に対する進捗率は57.2％に達し、さらに5年平均の50.6％も上回った。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比8.9％減の1億3300万円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は9600万円の黒字(前年同期は1億1900万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-10.7％→5.3％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第２四半期の連結及び個別の実績値につきましては、工業用ゴム事業における車載用ゴム製品の受注が、コロナウイルス感染症拡大の影響は継続しているものの、前回予測より受注が回復したこと及び販管費が減少したこと等により、売上・利益指標とも前回予想を上回りました。　なお、通期の連結及び個別の業績予想につきましては、コロナウイルス感染症拡大の動向、半導体供給不足や材料費高騰等により先行き不透明な状況であることから、現時点での変更はありません。（注）上記の予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。