日東化工は続急伸、エンビプロによるＴＯＢ価格４９０円を意識◇

　日東化工<5104.T>が続急伸し昨年来高値を更新した。エンビプロ・ホールディングス<5698.T>が１０日の取引終了後、日東化工の完全子会社化を目的にＴＯＢを実施すると発表しており、ＴＯＢ価格４９０円を意識した動きとなっている。

　今回のＴＯＢは、子会社化によりゴム製品サプライチェーンの上下統合による収益基盤の持続的確保や施工機能の拡充による案件数・規模の拡大、サーキュラーエコノミー製品群の拡充と販路の拡大などが期待できると判断したという。買い付け予定数は３８３万７４８２株（下限２５５万８３００株、上限設定なし）で、買い付け期間は２月１３日から３月２８日まで。ＴＯＢ成立後に日東化工は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は２月１０日付で同社株を監理銘柄（確認中）に指定した。

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出所：MINKABU PRESS