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サークレイスのニュース
*12:05JST サークレイス Research Memo(5):大型プロジェクト凍結、売上機会喪失するも、売上総利益率は50%以上に回復
■サークレイス<5029>の業績動向
先行投資を推進してきたプラットフォームサービスにおけるDX事業の収益化が間近であったが、新たな顧客獲得のための展示会への出展などによる広告宣伝費の増加により減益となった。2023年3月期下期に生じた顧客都合による大型プロジェクトの凍結及び一部システム開発プロジェクトの納期遅延などによる売上機会損失により、売上総利益率が一時的に減少したが、2024年3月期第1四半期に回復し、第2四半期には従来のKPIとして定めていた売上総利益率50%以上という水準に回復した。
2. サービス別の業績
(1) コンサルティングサービス
2024年3月期第2四半期におけるコンサルティングサービスの売上高は前年同期比8.7%増の853百万円であった。Salesforceコンサルティングは、リモートワークでの対応を強みに引き続き堅調に推移した。Anaplanコンサルティングは、受注案件のフェーズに応じて売上のばらつきがあり、当第2四半期においては前年同期を下回るも安定的に推移している。 前期下期に生じた課題の影響が2023年5月まで生じたことで稼働率が減少するも6月以降は解消した。しかしながら、7月以降は獲得案件不足により、売上高進捗に影響を及ぼした。
(2) プラットフォームサービス
2024年3月期第2四半期におけるプラットフォームサービスの売上高は前年同期比1.8%増の498百万円であった。カスタマーサクセスは前年同期比4.6%減、エデュケーションは同5.0%増、DXは同56.3%増であった。同第1四半期前の戦略的な社内組織変更により、カスタマーサクセス担当者の一部をコンサルティングサービスへ異動したため人員減となり、カスタマーサクセスの売上高が減少した。エデュケーションは、リモートでの開催が定着し、管理者・開発者に向けた豊富なトレーニングメニューを提供したことにより、売上は安定的に推移している。DX事業については、自社SaaS製品販売、特に「AGAVE」の売上が継続して好調である。
3. 財務状況
2024年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、流動資産は前期末比16百万円減少の967百万円となった。これは主に現金及び預金が57百万円減少する一方で、売掛金が24百万円増加したことによる。固定資産は、前期末比29百万円増加の190百万円となった。これは主に関係会社株式が42百万円増加した一方、繰延税金資産が31百万円減少したことによる。資産合計は、前期末比12百万円増加の1,158百万円となった。流動負債は、前期末比82百万円増加の350百万円であった。主な要因は、賞与引当金が41百万円増加、流動負債のその他が56百万円増加したことによる。固定負債は前期末比22百万円減少の48百万円となった。これは主に長期借入金が23百万円減少したことによる。負債合計は前期末比60百万円増加の399百万円となった。純資産は前期末比47百万円減少の758百万円となった。これは主に利益剰余金が60百万円減少したものによる。負債・純資産合計は、前期末比12百万円増加の1,158百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<HH>
先行投資を推進してきたプラットフォームサービスにおけるDX事業の収益化が間近であったが、新たな顧客獲得のための展示会への出展などによる広告宣伝費の増加により減益となった。2023年3月期下期に生じた顧客都合による大型プロジェクトの凍結及び一部システム開発プロジェクトの納期遅延などによる売上機会損失により、売上総利益率が一時的に減少したが、2024年3月期第1四半期に回復し、第2四半期には従来のKPIとして定めていた売上総利益率50%以上という水準に回復した。
2. サービス別の業績
(1) コンサルティングサービス
2024年3月期第2四半期におけるコンサルティングサービスの売上高は前年同期比8.7%増の853百万円であった。Salesforceコンサルティングは、リモートワークでの対応を強みに引き続き堅調に推移した。Anaplanコンサルティングは、受注案件のフェーズに応じて売上のばらつきがあり、当第2四半期においては前年同期を下回るも安定的に推移している。 前期下期に生じた課題の影響が2023年5月まで生じたことで稼働率が減少するも6月以降は解消した。しかしながら、7月以降は獲得案件不足により、売上高進捗に影響を及ぼした。
(2) プラットフォームサービス
2024年3月期第2四半期におけるプラットフォームサービスの売上高は前年同期比1.8%増の498百万円であった。カスタマーサクセスは前年同期比4.6%減、エデュケーションは同5.0%増、DXは同56.3%増であった。同第1四半期前の戦略的な社内組織変更により、カスタマーサクセス担当者の一部をコンサルティングサービスへ異動したため人員減となり、カスタマーサクセスの売上高が減少した。エデュケーションは、リモートでの開催が定着し、管理者・開発者に向けた豊富なトレーニングメニューを提供したことにより、売上は安定的に推移している。DX事業については、自社SaaS製品販売、特に「AGAVE」の売上が継続して好調である。
3. 財務状況
2024年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、流動資産は前期末比16百万円減少の967百万円となった。これは主に現金及び預金が57百万円減少する一方で、売掛金が24百万円増加したことによる。固定資産は、前期末比29百万円増加の190百万円となった。これは主に関係会社株式が42百万円増加した一方、繰延税金資産が31百万円減少したことによる。資産合計は、前期末比12百万円増加の1,158百万円となった。流動負債は、前期末比82百万円増加の350百万円であった。主な要因は、賞与引当金が41百万円増加、流動負債のその他が56百万円増加したことによる。固定負債は前期末比22百万円減少の48百万円となった。これは主に長期借入金が23百万円減少したことによる。負債合計は前期末比60百万円増加の399百万円となった。純資産は前期末比47百万円減少の758百万円となった。これは主に利益剰余金が60百万円減少したものによる。負債・純資産合計は、前期末比12百万円増加の1,158百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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