日本精蝋が急伸し昨年来高値、前期経常益が上振れ着地で今期は７２％増を見込む

　日本精蝋<5010.T>が急伸し、昨年来高値を更新した。同社は１５日取引終了後に、前１６年１２月期通期の連結決算を発表。経常損益は５億８０００万円の黒字（前の期は７億２９００万円の赤字）となり、従来予想の２億９０００万円の黒字から上振れ着地した。

　主力のワックス販売減で売上高は前の期比２０．３％減の２３３億１８００万円（従来予想は２３５億３０００万円）にとどまったが、昨年１１月以降の急激な円安による輸出手取り額の増加や為替差益の発生などが利益を押し上げた。

　また、あわせて今１７年１２月期通期の連結業績予想も公表。売上高は２４０億円（前期比２．９％増）、経常利益は１０億円（同７２．１％増）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）