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コニシのニュース
*13:09JST コニシ Research Memo(9):2027年3月期に売上高1,500億円、営業利益115億円を目指す(2)
■コニシ<4956>の新中期経営計画
(3) 工事事業(工事部門)
各サブセグメントの売上高(2027年3月期)は、ボンドエンジニアリング157億円(2024年3月期比23.4%増)、コニシ工営20億円(同17.9%増)、近畿鉄筋コンクリート18億円(同16.4%増)、角丸建設56億円(同18.4%増)、中信建設20億円(同16.5%増)を計画している。
計画遂行のために以下の施策を実行していく。
1) リペア市場(土木補修分野)における事業拡大
建設後50年以上を経過する橋梁が、2030年には約55%となる見込みであるため、ボンドエンジニアリングを中心に、社会インフラの老朽化対策工事に注力し、さらなる事業の拡大を図る。
2) 事業規模拡大に向けた体制の構築
有資格者(土木施工管理技士等)の採用強化に注力する。社内育成による資格取得の推奨を進める。
3) M&Aによる事業拡大
社会インフラの補修・改修・補強工事業のなかで、特にリペア需要が見込まれる「橋梁分野」で相乗効果が発揮できるM&Aを推進する。
【工事事業グループM&A実績】
2013年:近畿鉄筋コンクリート(橋梁などの上部床版工事業)
2017年:角丸建設(土木建築工事業)
2020年:(株)和泉(2023年、角丸建設に吸収合併)
2020年:山昇建設(株)(2022年、ボンドエンジニアリングに吸収合併)
2023年:中信建設(土木建築工事業)
3. 資金配分計画と主な設備投資
(1) 資金配分計画
今回の中期経営計画では、成長に必要な設備投資に加え、安定的な配当と自己株式取得により株主還元を強化する。資金配分としては、設備投資(3年累計)に150億円、株主還元に総額120億円(うち自己株式取得に50億円、配当に70億円=配当性向30%)を使う予定だ。
一方で、資金の源泉としては、すべてを中期経営計画期間内の営業キャッシュ・フローで賄う計画だ。
(2) 設備投資
生産能力の増強及び効率化・合理化、DXの推進のために、過去最大規模(3年累計150億円)の設備投資を行う予定であり、主な投資案件は、現時点で以下のとおりである。
1) 生産・物流体制の強化(105億円)
a) 「コニシ栃木工場」新製造所・物流倉庫の建設(2025年4月稼働予定)
・水性接着剤の生産2拠点化(現在は滋賀工場のみ)によるBCP対策と東日本エリアへの配送効率向上
・生産工程・充填・入出庫作業の自動化(省人化によるコスト削減)
b) 「コニシ滋賀工場」生産合理化の推進
・生産工程・設備の見直しを行い、生産効率向上を図る(生産量増、コスト削減)
c) 「サンライズ」シーリング材製造設備の増設・更新(2026年4月までに随時稼働予定)
・生産設備導入及び既存設備更新(生産効率向上、省人化によるコスト削減)
d) 「ウォールボンド工業」新物流倉庫の建設(2025年7月稼働予定)
・入庫作業の自動化(省人化によるコスト削減)
2) DXの推進(15億円)
a) 新基幹システムの導入(2025年4月導入予定)
・現在の課題及びビジネス環境等を考慮した効率的・合理的なシステムの導入
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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(3) 工事事業(工事部門)
各サブセグメントの売上高(2027年3月期)は、ボンドエンジニアリング157億円(2024年3月期比23.4%増)、コニシ工営20億円(同17.9%増)、近畿鉄筋コンクリート18億円(同16.4%増)、角丸建設56億円(同18.4%増)、中信建設20億円(同16.5%増)を計画している。
計画遂行のために以下の施策を実行していく。
1) リペア市場(土木補修分野)における事業拡大
建設後50年以上を経過する橋梁が、2030年には約55%となる見込みであるため、ボンドエンジニアリングを中心に、社会インフラの老朽化対策工事に注力し、さらなる事業の拡大を図る。
2) 事業規模拡大に向けた体制の構築
有資格者(土木施工管理技士等)の採用強化に注力する。社内育成による資格取得の推奨を進める。
3) M&Aによる事業拡大
社会インフラの補修・改修・補強工事業のなかで、特にリペア需要が見込まれる「橋梁分野」で相乗効果が発揮できるM&Aを推進する。
【工事事業グループM&A実績】
2013年:近畿鉄筋コンクリート(橋梁などの上部床版工事業)
2017年:角丸建設(土木建築工事業)
2020年:(株)和泉(2023年、角丸建設に吸収合併)
2020年:山昇建設(株)(2022年、ボンドエンジニアリングに吸収合併)
2023年:中信建設(土木建築工事業)
3. 資金配分計画と主な設備投資
(1) 資金配分計画
今回の中期経営計画では、成長に必要な設備投資に加え、安定的な配当と自己株式取得により株主還元を強化する。資金配分としては、設備投資(3年累計)に150億円、株主還元に総額120億円(うち自己株式取得に50億円、配当に70億円=配当性向30%)を使う予定だ。
一方で、資金の源泉としては、すべてを中期経営計画期間内の営業キャッシュ・フローで賄う計画だ。
(2) 設備投資
生産能力の増強及び効率化・合理化、DXの推進のために、過去最大規模(3年累計150億円)の設備投資を行う予定であり、主な投資案件は、現時点で以下のとおりである。
1) 生産・物流体制の強化(105億円)
a) 「コニシ栃木工場」新製造所・物流倉庫の建設(2025年4月稼働予定)
・水性接着剤の生産2拠点化(現在は滋賀工場のみ)によるBCP対策と東日本エリアへの配送効率向上
・生産工程・充填・入出庫作業の自動化(省人化によるコスト削減)
b) 「コニシ滋賀工場」生産合理化の推進
・生産工程・設備の見直しを行い、生産効率向上を図る(生産量増、コスト削減)
c) 「サンライズ」シーリング材製造設備の増設・更新(2026年4月までに随時稼働予定)
・生産設備導入及び既存設備更新(生産効率向上、省人化によるコスト削減)
d) 「ウォールボンド工業」新物流倉庫の建設(2025年7月稼働予定)
・入庫作業の自動化(省人化によるコスト削減)
2) DXの推進(15億円)
a) 新基幹システムの導入(2025年4月導入予定)
・現在の課題及びビジネス環境等を考慮した効率的・合理的なシステムの導入
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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