マンダム、今期経常を12％下方修正

　マンダム <4917> [東証Ｐ] が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比51.5％増の20.6億円に拡大し、従来予想の17.5億円を上回って着地。
　しかしながら併せて、通期の同利益を従来予想の25.9億円→22.8億円(前期は22億円)に12.0％下方修正し、増益率が17.4％増→3.3％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比74.4％減の2.1億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比45.5％増の8.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.1％→3.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第2 四半期累計期間の個別業績については、2023 年5 月12 日に公表した業績予想に対し、売上高はほぼ当初予想通りの結果となったものの、経常利益は、夏シーズン品の構成比が高まったことによる売上原価率の上昇と広告宣伝費の増加により、当初予想を下回る結果となりました。それに伴い四半期純利益についても当初予想を下回る結果となりました。この結果を踏まえ、前回公表した通期の個別業績予想を修正します。通期の連結業績予想については、売上高は、インドネシアセグメントで当初予想を下回るものの、日本及び海外その他セグメントで当初予想を上回る見通しのため、連結においても当初予想を上回る見通しです。営業利益は、通期の個別業績予想の修正の影響に加え、インドネシアセグメントにおいて売上高が当初計画を下回ることにより売上総利益が減少する見通しとなることなどから、当初予想を下回る見通しです。これに伴い経常利益についても当初予想を下回る見通しとなりましたので、前回公表した通期の連結業績予想を修正します。親会社株主に帰属する当期純利益についてはインドネシア子会社における固定資産売却益発生により、修正はありません。なお、2024 年3 月期の期末配当予想につきましては、前回公表から修正はありません。