富士フイルムが大幅続伸、中期経営計画の発表を好感

　富士フイルムホールディングス<4901.T>が大幅続伸。同社は３０日の取引終了後、中期経営計画「ＶＩＳＩＯＮ２０１９」（１８年３月～２０年３月期）を発表した。具体的な業績目標として、２０年３月期の売上高２兆６０００億円、営業利益２３００億円、純利益１５００億円と過去最高を目指すことを明らかにした。最終年度までの３年間で３０００億円の株主還元策を掲げており、その内訳は配当１０００億円、自社株買い２０００億円としている。また、Ｍ＆Ａに５０００億円を投資する計画だ。この中期経営計画に対して、市場からは「計画は達成可能な水準の印象」との見方が出ており、ポジティブに受け止められている。

　同時に、自社株取得枠の設定を発表したことが好感された。１６００万株（発行済み株式数の３．７％）、５００億円を上限としており、取得期間は９月１５日から１８年３月３０日まで。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）