ＪＦＥシステムズが後場急上昇、１６年３月期業績は１３年ぶり営業最高益更新

　ＪＦＥシステムズ<4832.T>が後場に入り急上昇。午後１時ごろ発表の１６年３月期連結業績が売上高３７０億３０００万円（前の期比３．４％増）、営業利益１９億５７００万円（同１５．１％増）、純利益１１億３４００万円（同３５．８％増）と１３年ぶりに営業最高益を更新し、配当も従来予想の３０円から３４円へ引き上げたことが好感されている。

　「ＪＦＥスチール製鉄所システムリフレッシュの遂行」に取り組んだことで、ＪＦＥスチール向け取引が好調に推移したことがに加えて、製造や金融業界向けも伸長したことが売上高・利益を牽引。また、税制改正の影響から税金費用負担が減少したことなどにも寄与した。

　１７年３月期は売上高３９４億円（前期比６．４％増）、営業利益１９億８０００万円（同１．２％増）、純利益は１２億９０００万円（同１３．８％増）を見込む。引き続き「製鉄所システムリフレッシュ」などにより売上高の増加を見込んでいるものの、戦略的先行投資で利益面は微増にとどまるとしている。なお、配当は期末一括で３８円で実質４期連続増配を予定している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）