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【売り】日本コンピュータ・ダイナミクス:高速処理システム商品化期待により急騰、既に割高圏内か?

著者:中原良太
投稿:2015/10/19 08:43

【日本コンピュータ・ダイナミクスの注目ポイントは全てで3つ!】

ポイント1:高速処理システムの商品化期待により人気が再燃している
ポイント2:足元の業績は赤字拡大・株価は割高の水準にあり、中長期的に見れば不利な可能性も
ポイント3:ここ一週間の20%超の急伸により過熱感も。短期的にも反落の恐れが出てきている

ポイント1が主要因として、同社の株価は急伸しています。ですが、ポイント2〜3の2点の理由から、私は同社株の値下がりを不安視しています。

同社の事業内容や、各注目ポイントについては、以下でご説明します。では早速、以下をご覧ください。

【日本コンピュータ・ダイナミクスとは?】

まず、同社の事業内容から説明します。

日本コンピュータ・ダイナミクスは、システム構築のコンサルティング・開発・保守を手掛けるシステムインテグレーターです。他にも、駐輪場管理システムの販売なども手がけています。

以上が、同社の詳しい事業内容です。

次に、同社の1つ目の注目ポイント(最新トピック)についてご紹介します。では、以下をご覧ください。

【ポイント1:日本コンピュータ・ダイナミクスの最新トピック!】

ここでは、同社の最新トピックについて触れ、同社株の中長期的な見通しについて分析していきます。

同社が5月26日にデータ検索を高速処理できるシステムを秋ごろを目標に商品化すると発表していたことから、発売が近いとの思惑から買いが集まっています。同システムではデータ券検索だけでなく、他の用途への展開も検討しているとのこと。

上述したトピックは、同社の成長に大きく貢献すると期待できます。中長期的に見て、人気化するポテンシャルがあることから、人気化への期待が高まっています。

以上が、同社に関する1つ目の注目ポイント(最新トピック)の詳細です。

次に、同社の2つ目の注目ポイント(決算書の内容)についてご紹介します。では、以下をご覧ください。

【ポイント2:日本コンピュータ・ダイナミクスの決算書を読むと…?】

ここでは、同社の決算書の内容について触れ、業績面・価格面において、中長期的な投資魅力度について分析していきます。

まず、業績面では、2015年3月期1四半期における連結経営成績は、

・売上高:2,956百万円(前年同期比+2.9%)
・営業利益:▲131百万円(前年同期▲111百万円)
・経常利益:▲116百万円(前年同期▲107百万円)
・純利益:▲101百万円(前年同期▲46百万円)

となり、苦戦しています。短中期的に株価が下がる見込みが高まってきていますので、予め注意しておくと良いでしょう。

次に、価格面では、PERは約442.70倍、PBRは約7.20倍であるため、同業他社とくらべて割高だと考えられます。今後は、同業他社よりも株が売られやすいリスクがあるため、下がりやすくなっていると考えられます。

以上の2点より、同社株は中長期的に保有することで、下落しやすいと考えられます。長期保有を考えている方は、事前に同社のリスクを調べ、注意しておく必要があるでしょう。

以上が、同社に関する2つ目の注目ポイント(決算書の内容)です。

次に、同社の注目ポイントの3つ目(チャート分析の内容)についてご紹介します。では、以下をご覧ください。

【ポイント3:日本コンピュータ・ダイナミクスをチャート分析すると…?】

ここでは、同社のチャートを分析し、需給・投資家心理の面において、短期的な投資魅力度について分析していきます。

同社の株価は、ここ5日間で株価は21.99%も上昇しており、過度に株が買い込まれています。今回のような上昇があった場合は、翌日の日中に株価が反落するおそれが高まると考えられます。

参考までに、同社株と似たような値動きをした株は、過去15年間の統計上、反落しやすかったことが分かっています。参考までに、以下の検証結果をご覧ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
検証期間:2000年1月1日〜2015年10月16日
→ 似た値動きが起きた回数:1,215回
→ そのうち、翌日の日中に値上がりした回数:399回
→ そのうち、翌日の日中に値下がりした回数:816回
→ 1度あたりの平均株価変動率:-1.83%
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記が、同社株と似たような値動きをした株の、翌日日中の値動きを集計した結果です。同社株と似たような値動きをした株は、翌日の日中に値下がりした回数が値上がりした回数よりも多く、1度あたりの平均株価変動率がマイナスとなりました。以上の2点の結果より、同社株と似た値動きをした株は、翌日から反落へと転じやすいと考えられます。同社の今回のような値動きは、統計的には売りに有利なチャートだと言えるでしょう。

【本記事のまとめ】

以上の3つのポイントを踏まえ、私は同社株の値下がりを不安視しています。これからの投資先を考える上で、ぜひあなたも同社株の動向に注意してみてはいかがでしょうか。

なお、株の売買に際して、今回のように簡単な分析や検証を行うことで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのかを事前に把握することができます。

詳しく検証を行ってから投資すると、きっと安心感が違うはずです。もっと株を詳しく分析することで、今まで以上に大きなパフォーマンスを出せる投資家になれるかもしれませんよ?
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想
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