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■業績動向
1. 2020年3月期第2四半期累計連結業績概要
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の2020年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%増の8,752百万円、営業利益が41.3%減の325百万円、経常利益が40.9%減の343百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が41.3%減の230百万円だった。
売上面ではシステム開発事業とパーキングシステム事業が順調に伸長して増収だが、利益面ではサポート&サービス事業の低採算案件のリカバリーのための外注費・労務費の増加に加えて、働き方改革に向けた全社的な職場環境整備費用の増加、ガバナンス強化に向けた管理部門の人員増強に伴う人件費の増加も影響して減益だった。
2. セグメント別動向
セグメント別の動向は以下のとおりである。
システム開発事業は、売上高が前年同期比8.8%増の3,275百万円、営業利益が同16.3%減の321百万円だった。売上面では生損保案件を中心に受注獲得が順調に推移して増収だった。利益面ではプロジェクト採算・品質・進捗管理の強化を推進したが、パッケージ部門の案件終了と縮小が一時的に発生した影響や、継続して行っている人的投資の影響などで減益だった。
サポート&サービス事業は、売上高が前年同期比5.6%減の2,179百万円、営業利益が同74.0%減の57百万円だった。第1四半期に低採算となった新規顧客案件の早期採算回復を図るため、外注費・労務費が想定以上に増加して減益だった。また低採算案件リカバリーのためにサポート要員を集中的に投入した影響で、その他顧客の案件獲得に影響を及ぼして売上面も減収となった。
パーキングシステム事業は、売上高が前年同期比12.6%増の3,221百万円、営業利益が同5.4%増の461百万円だった。新規案件の受注獲得、駐輪機器の入れ替え需要、駐輪場利用料収入の伸長などで増収増益だった。管理現場数・管理台数の着実な積み上げによって、ストック型収益である駐輪場利用料収入は19%増収となり、売上構成比は4割に接近している。ストック型収益ビジネスが順調に拡大している。
自己資本比率上昇して財務改善
3. 財務概要
財務面で見ると、2020年3月期第2四半期末の資産合計は10,732百万円(2019年3月期末比316百万円減少)で大きな変化はないが、純資産が3,639百万円で185百万円増加し、自己資本比率が33.8%で2.7ポイント上昇した。親会社株主に帰属する四半期純利益の積み上げによって純資産が順調に増加し、自己資本比率が上昇して財務面の改善も進展している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<ST>
1. 2020年3月期第2四半期累計連結業績概要
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の2020年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比6.9%増の8,752百万円、営業利益が41.3%減の325百万円、経常利益が40.9%減の343百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が41.3%減の230百万円だった。
売上面ではシステム開発事業とパーキングシステム事業が順調に伸長して増収だが、利益面ではサポート&サービス事業の低採算案件のリカバリーのための外注費・労務費の増加に加えて、働き方改革に向けた全社的な職場環境整備費用の増加、ガバナンス強化に向けた管理部門の人員増強に伴う人件費の増加も影響して減益だった。
2. セグメント別動向
セグメント別の動向は以下のとおりである。
システム開発事業は、売上高が前年同期比8.8%増の3,275百万円、営業利益が同16.3%減の321百万円だった。売上面では生損保案件を中心に受注獲得が順調に推移して増収だった。利益面ではプロジェクト採算・品質・進捗管理の強化を推進したが、パッケージ部門の案件終了と縮小が一時的に発生した影響や、継続して行っている人的投資の影響などで減益だった。
サポート&サービス事業は、売上高が前年同期比5.6%減の2,179百万円、営業利益が同74.0%減の57百万円だった。第1四半期に低採算となった新規顧客案件の早期採算回復を図るため、外注費・労務費が想定以上に増加して減益だった。また低採算案件リカバリーのためにサポート要員を集中的に投入した影響で、その他顧客の案件獲得に影響を及ぼして売上面も減収となった。
パーキングシステム事業は、売上高が前年同期比12.6%増の3,221百万円、営業利益が同5.4%増の461百万円だった。新規案件の受注獲得、駐輪機器の入れ替え需要、駐輪場利用料収入の伸長などで増収増益だった。管理現場数・管理台数の着実な積み上げによって、ストック型収益である駐輪場利用料収入は19%増収となり、売上構成比は4割に接近している。ストック型収益ビジネスが順調に拡大している。
自己資本比率上昇して財務改善
3. 財務概要
財務面で見ると、2020年3月期第2四半期末の資産合計は10,732百万円(2019年3月期末比316百万円減少)で大きな変化はないが、純資産が3,639百万円で185百万円増加し、自己資本比率が33.8%で2.7ポイント上昇した。親会社株主に帰属する四半期純利益の積み上げによって純資産が順調に増加し、自己資本比率が上昇して財務面の改善も進展している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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