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城南進研 Research Memo(4):「クボタメソッド」を展開するリトルランドの子会社化で「ワン・くぼた」を実現

配信元:フィスコ
投稿:2020/01/29 16:14
■事業部門別動向

4.「くぼたのうけん」
「くぼたのうけん」の2020年3月期第2四半期累計売上高は前年同期比1百万円増加の69百万円となった。

2020年3月期第2四半期末の直営教室は前年同期末比1教室増、前期末比横ばいの7教室となっており、横ばい水準にとどまったが、2018年3月期より本格展開を開始したソリューション事業(「くぼたのうけん」の教育ノウハウを外部の教育機関(幼稚園、保育園等)に提供するサービス)で、新たに8園と契約(全25園)したことが増収要因となった。

ソリューション事業については、城南進学研究社<4720>と同様にくぼた式育脳法を「クボタメソッド」として展開してきたリトルランドを2019年1月に連結子会社化したことに加えて、メソッドを統合したことで「ワン・くぼた」を実現しており、今後の事業拡大を加速していく方針となっている。

5.グループ会社
同社は教育サービスの領域拡大による成長を推進するため、2013年以降、乳幼児・児童教育関連や英語教育関連、スポーツ関連の事業を行う企業を合わせて8社、子会社化している。

(1)乳幼児・児童教育関連
乳幼児・児童教育関連のうち、城南ナーサリーの売上高は前年同期比22.2%増の185百万円と2ケタ成長が続いた。千葉県を中心に「星のおうち」「あっとほーむママ」など認可保育園8園を運営している。2019年4月に城南ルミナ保育園とのシナジー効果も視野に入れ、「ルミナ保育園川崎」を開園しており、園児数の増加が増収要因となっている。

フェアリィ—の売上高は218百万円となった。埼玉県内で認可保育園「ふぇありぃ保育園」を運営している。2018年9月より連結化したため前年同期との比較はないものの、2018年9月の子会社化時点の運営施設数9園に対して2020年3月期は新たに2園開設し、11園となっており、園児数の増加により売上高も順調に伸びているものと見られる。なお、フェアリィーは保育士の研修・育成システムに優れたノウハウを持っており、高卒生の採用も行うなど、保育士が不足する市場環境において強みとなっている。今後、こうした研修・育成ノウハウをグループの各保育園に共有していく考えだ。

2019年1月に子会社化した(株)リトルランドは、前述したように「クボタメソッド」を開発し、0~5才児を対象に「クボタメソッド能力開発教室」を5教室(東京4教室、神奈川1教室)運営しているほか、全国のピアノ教室260ヶ所に「クボタメソッド」を販売しており、2020年3月期第2四半期累計の売上高は75百万円であった。

また、2019年9月に認可外保育園「サニーキッズ・インターナショナルアカデミー」(東京都世田谷区)を運営するCheer plus(株)を子会社化した。同園は、1~8才を対象としたプリスクール、アフタースクール、保育園となり、英語教室や知育などに優れたノウハウを持っており、これらノウハウをグループで共有していく方針となっている。英語連結売上高としては第3四半期以降に貢献してくるものと予想される。直近期(2019年6月期)の売上高は64百万円(前期比30百万円増)、営業利益は5百万円(同5百万円増)と園児数の増加とともに業績も増収増益が続いている。

なお、同社単独で展開する「くぼたのうけん」や「城南ルミナ保育園 立川」、「りんご塾 自由が丘校」(算数個別指導塾)、「放課後ホームステイ E-CAMP」など児童教育関連の売上高は前年同期比5.5%増の127百万円に増加し、グループ全体の売上高はM&A効果もあって同122.4%増の605百万円となった。連結売上高に占める比率も前年同期の7.8%から16.8%に上昇している。

(2)英語教育関連
英語教育関連では、児童英語教室「Zoo-Phonics Academy(ズー・フォニックス・アカデミー)」の直営・FC事業を展開する(株)ジー・イー・エヌの売上高が前年同期比3.9%減の177百万円となった。教室数はFC含めて前年同期比1教室減の19教室となっており、教室数並びに生徒数の減少が減収要因になったと見られる。なお、同社は管理業務の合理化と、事業運営の効率化及び拡大を推進していくことを目的に、2019年11月にジー・イー・エヌを吸収合併している。

TOEFL®等の留学試験対策専門予備校を運営する(株)リンゴ・エル・エル・シーの売上高は、前年同期比2.4%増の41百万円と若干の増収となったが、営業利益は子会社のなかで唯一、赤字となっている。とは言え、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学等の著名大学への合格者を多数輩出するなど、カリキュラムや指導法には定評がある。同社は、大学入試改革への対策として、4技能(読む、聞く、話す、書く)対策教材(5 Codes English)を開発しており、今後、「城南予備校DUO」のオプションメニューの1つとして組み入れていく予定となっている。

2018年8月に子会社化した(株)アイベックは、企業向けビジネス英語研修、英会話スクールを運営しており、提供する「iBEC(アイベック)メソッド」は、「異文化知識」「語学知識」「ビジネス知識」「ロジカルシンキング」などを習得する独自メソッドで、グローバルビジネス環境に対応できるリーダーの養成を行っている。また、ケンブリッジ英検の「公認テストセンター」の受託も行っている。2020年3月期第2四半期累計の売上高は101百万円で、前年同期の比較はないものの堅調に推移していると見られる。

英語教育関連子会社の合計売上高では、M&A効果により前年同期比41.8%増の319百万円となり、連結売上構成比も前年同期の6.4%から8.8%に上昇した。英語教育に関しては4技能の学力向上に向けたニーズが今後より一層、拡大することが予想され、これらM&Aで子会社化した企業のノウハウをグループ間で共有していくことで、教育サービスの品質向上を進めていく方針となっている。

(3)スポーツ関連
スポーツ関連では久ケ原スポーツクラブの売上高が前年同期比5.7%増の187百万円と連続増収となった。前述したように、2018年から導入したWEB学習システム「デキタス」の受講者数も前年同期比で約2倍増の400名を突破し、定着率の向上に貢献している。そのほか、スポーツジムやバレエ教室、囲碁・茶道など、さまざまな分野のレッスンを提供し、総会員数が増加している。また、2019年3月期第2四半期から開始した学童保育事業については、定員の40名を満たすなど順調に推移している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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