ＢＭＬ、前期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ビー・エム・エル <4694> が4月26日昼(12:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の175億円→207億円(前の期は102億円)に18.3％上方修正し、増益率が71.4％増→2.0倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の122億円→154億円(前年同期は37.9億円)に26.2％増額し、増益率が3.2倍→4.1倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021 年3 月期の連結業績予想につきまして、2021 年2 月10 日に公表いたしました連結業績予想を上回る見込となりましたので、直近の状況を踏まえ、現時点で入手可能な情報をもとに上記のとおり修正いたします。当第4 四半期につきましては、首都圏および2 府5 県で二度目の緊急事態宣言が発令されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い当社グループにおきましては、新型コロナウイルスPCR 検査（以下、「本検査」）の受託が伸張しております。本検査につきましては緊急事態宣言の発令後、感染者数の減少とともに医療機関からの受託数は減少傾向にありましたが、一方で行政検査の受託数が増加したことで堅調に推移しております。このような状況を踏まえ2021 年2 月10 日公表の業績予想を上回る見込みとなりました。なお検査能力に関しましては順次増強に取り組んでおり、4 月15 日にお知らせいたしました「新型コロナウイルスPCR 検査の受託体制の増強について」の通り、全国10 ラボにおいて1 日30,000 件を超える検査の受託体制を構築しております。