リゾートトラ、今期経常を22％下方修正、配当も6円減額

　リゾートトラスト <4681> が3月17日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の160億円→125億円(前期は195億円)に21.9％下方修正し、減益率が18.1％減→36.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の72.5億円→37.5億円(前年同期は130億円)に48.3％減額し、減益率が44.3％減→71.2％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の46円→40円(前期は46円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の通期業績予想におきましては、台風15号及び19号の影響や、国内一般ホテル市場の競争激化などにより、ホテル運営収益が想定を下回って推移してきました。　第４四半期以降のホテル稼働では回復傾向を見込んでおりましたが、新たに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、インバウンドの減少のみならず、国内における不要不急の活動自粛や旅行の差し控えなどに伴い、利用者の減少影響があることなどから、通期の業績予想については、売上高及び各利益において、当初の予想を下回る見込みであります。なお、当該影響につきましては、主に２月度以前の稼働・予約状況など把握可能な情報を織り込んではおりますが、今後の状況等に伴い変動する可能性がございます。また、親会社株主に帰属する当期純利益においては上記要因の他、一部の固定資産の減損損失の計上による影響を見込んでおります。

　　当期の期末配当予想につきましては、上記の通り連結業績予想を下方修正した状況を踏まえ、従来予想を修正し、１株当たり17円とさせていただきます。なお、１株当たり年間配当金は、中間配当金23円と合わせた40円となる予定で　　す。　なお、2019年６月末に発行しました株主優待券につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大に関する諸般の事情に鑑み、2020年７月10日までとしておりました有効期限を2020年12月31日まで延長いたします。　（注）上記の業績予想につきましては、当社が合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる結果となる可能性があります。