ファルコＨＤ、上期経常を一転8％増益に上方修正

　ファルコホールディングス <4671> が10月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1.5億円→7.8億円(前年同期は7.2億円)に5.2倍上方修正し、一転して7.7％増益見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の9億円(前期は9.4億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　令和３年３月期第２四半期累計期間の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による受託検体数および処方箋枚数の減少が緩やかになりつつあること、また臨床検査事業・調剤薬局事業の全社的な固定費の削減の取り組み等により、令和２年８月６日に公表いたしました連結業績予想を上回る見込みとなりましたので上記のとおり修正いたします。　臨床検査事業売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響による受診患者数の減少を受けつつも7月以降は新型コロナウイルス感染症関連検査の受託等により緩やかに戻りつつあり、連結業績予想から約3％程度押し上げております。　調剤薬局事業売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響以降長期処方の傾向にあり、処方箋単価が上昇した一方で処方箋枚数が減少しておりましたが、その減少幅が鈍化しました。　営業利益および経常利益につきましては、臨床検査事業における検査再構築後の固定費削減が寄与したこと、調剤薬局事業における調剤原価の削減等により連結業績予想の上限を4億円程度上回る見込みとなりました。　親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、新型コロナウイルス感染症対応による損失の追加計上等ありましたが、連結業績予想の上限を1.4億円程度上回る見込みとなりました。　なお、令和３年３月期通期の業績予想につきましては現在精査中であり、業績予想の修正が必要な場合には速やかに公表致します。(注) 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。