決算プラス・インパクト銘柄・引け後 … 泉州電、ナトコ (6月3日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の6月2日から3日の決算発表を経て4日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ナトコ <4627>
　21年10月期の連結経常利益を従来予想の16.4億円→20.8億円(前期は15億円)に26.8％上方修正し、増益率が9.3％増→38.7％増に拡大する見通しとなった。

★No.2　泉州電 <9824>
　21年10月期第2四半期累計(20年11月-21年4月)の連結経常利益は前年同期比9.4％増の20.9億円に伸びたが、通期計画の42億円に対する進捗率は49.8％となり、5年平均の51.8％とほぼ同水準だった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<4627> ナトコ 　　　　ＪＱ　　 +4.85 　　6/ 3　　上期　　　 86.48
<9824> 泉州電 　　　　東１　　 +4.45 　　6/ 3　　上期　　　　9.37

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした4日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース